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リスティング広告運用で気をつけたいアドフラウド被害!対策方法を紹介!

近年ネット広告の需要は大きく拡大しています。
その中でも、リスティング広告は代表的なネット広告の1つですが、運用にあたって気をつけたいのがアドフラウド被害です。
本記事では、リスティング広告におけるアドフラウドの被害の種類やデメリット、さらにはアドフラウドへの対策方法も解説しますので、参考にしてみてください。
リスティング広告のアドフラウドとは、ボットや悪意のあるユーザーなどによって価値のないインプレッション、クリック、コンバージョンが発生し、広告費が無駄に消費される問題です。自社の過去実績と比べた急激な変化などが兆候となり、対策は「事前(ツール導入)」「配信中(モニタリング)」「事後(データ分析)」の3段階で行うことが重要です。
- リスティング広告でアドフラウドにお困りの方は、ぜひSpider AFにお問い合わせください。
- リスティング広告のアドフラウド対策に精通した担当者が、最適なソリューションをご紹介します。
リスティング広告とアドフラウドの意味を解説
ここでは、基礎知識としてリスティング広告とアドフラウドの意味を解説します。
リスティング広告の意味
リスティング広告(検索連動型広告)はクリック課金(PPC)を採用する代表例ですが、PPC自体はディスプレイ広告など他フォーマットでも広く用いられる課金方式です。
リスティング広告が表示されるのは、自然検索結果の上部や下部です。
また、検索ワードと関連が強いと判断された場合、検索エンジンの検索パートナーとなっているサイトにも、リスティング広告が出稿されます。
下記は、リスティング広告のメリットとデメリットです。
メリット
・即効性が高い
・予算や配信期間を設定し、小規模から開始できる
・検索結果と連動しているため、狙ったユーザーにアピールしやすい
デメリット
・キーワードによっては、高額の広告費が必要になる
・テストやメンテナンスのため、人員が必要になることもある
【関連記事】Google検索パートナーとは?結果が出ない時の対策方法も解説!
アドフラウドの意味
アドフラウドとは、ボットや悪意のあるユーザー、不適切な掲載面などによって、価値のないインプレッション、クリック、コンバージョンを発生させ、広告費や広告収益を不正に増加させる行為です。広告詐欺や不正広告と呼ばれることもありますが、広告クリエイティブ自体が虚偽や詐欺的である「詐欺広告」とは意味が異なります。

後ほど詳しく解説しますが、アドフラウドの被害には、ボットによる不正なクリックの発生や、競合関係者などによる意図的な繰り返しクリックなどがあります。
アドフラウドが発生することで、広告費の搾取や企業ブランドの低下など様々な悪影響が発生する恐れがあります。
また、反社会的組織を含む犯罪行為の資金源になり得る点も指摘されています。
近年は日本でもネット広告の普及に伴いアドフラウドの被害が拡大しています。Spider AFの調査では、国内の無効トラフィック(IVT)率は2025年通期で4.81%でした。また、国内のアドフラウド被害額は2025年通期で約1,592億円(前年比+82億円)と推定されています。
【関連記事】アドフラウドとは?仕組み・手口・対策を図解でわかりやすく解説
リスティング広告で気を付けたいアドフラウドの被害
ここでは、リスティング広告で気を付けたいアドフラウドの被害は以下4つです。
- ブラウザの自動操作:ヘッドレス Chrome やモバイルエミュレータを用いるボットが SIVT(Sophisticated Invalid Traffic:高度な無効トラフィック) を生成し、広告インプレッションやクリックを大量発生させます。
- 競合クリック:競合関係者などが広告費を消化させる目的で、リスティング広告を意図的に繰り返しクリックする行為
- クリックファーム:主に新興国の低賃金作業員が手動でクリックやインストールを量産し、補助的にボット/スクリプトを併用する水増し手法。人手主体である点が全自動ボットとは異なります。
- データセンタートラフィック:データセンターやレンタルサーバーからのトラフィック
【関連記事】ネット広告詐欺アドフラウドの種類・手法9つを全て解説!対策方法なども
見分け方チェックリスト
自社のリスティング広告にアドフラウドや無効クリックの兆候がないか、まずは以下の項目を確認しましょう。
| チェック項目 | 確認したい兆候の例 |
|---|---|
| クリック数・CTRの推移 | 自社の過去実績と比べてCTRやCVRが急激に変化している |
| 類似キャンペーンとの比較 | 同一アカウント内の類似キャンペーンと比べて不自然な差がある |
| 時間帯・端末・地域 | 特定の時間帯、端末、地域、アクセス元、配信面に異常が集中している |
| クリックとCVRの関係 | クリック数が増えている一方で、CVRが急落している |
| 総合判断 | 複数の異常が同時に見られる場合は、被害と断定せず詳しい調査が必要 |
複数の異常が同時に見られる場合は、アドフラウドや無効クリックの影響を含め、アクセス元や配信状況を詳しく確認する必要があります。
【関連記事】「Web広告運用者の99%が見落とす」不正クリックの要因と対策方法 – 広告費を守るための完全ガイド
リスティング広告にアドフラウドが与えるデメリット
ここでは、リスティング広告にアドフラウドが与えるデメリットを3つ紹介します。
| デメリット | 概要 |
|---|---|
| 広告費の搾取 | 本来発生しないはずのクリックに広告費が消費される |
| 企業ブランドの低下 | 低品質・不適切な掲載面への広告表示により、ブランドイメージへ影響する可能性がある |
| 正確な広告効果測定の阻害 | クリック数やセッション数が水増しされ、CVRやCPAなどの指標が実態を反映しにくくなる |
広告費の搾取
アドフラウドの代表的なデメリットは、広告費の搾取です。
本来発生しない広告費を搾取されることは、それだけで企業活動に悪影響を与えます。
また、アドフラウドによる不正収益が、反社会的勢力を含む組織的な犯罪活動に流れるリスクも指摘されています。なお、世界広告主連盟(WFA)が過去に示した「2025年までに世界で500億ドルに達する」という数値は、当時の将来予測であり、2025年の確定被害額ではありません。
不正収益の流用リスクについては、以下の関連記事もご参照ください。
【関連記事】アドフラウド(広告不正)は反社会的勢力の二番目に大きな収入源に
企業ブランドの低下
アドフラウドと関連して注意したいのが、低品質な掲載面やブランドセーフティの問題です。不正な広告収益を目的とするサイトや、企業として広告を掲載すべきではないサイトに広告が表示されると、広告費の浪費だけでなく、企業ブランドやブランドイメージにも影響する可能性があります。
- 反社会的な内容を掲載しているサイト
- アダルトサイト
- 暴力的な内容のサイト
本来掲載すべきではないメディアに広告が出稿された会社は、ユーザーに「問題のある掲載先にも広告を出稿するような、倫理観のない会社なのではないか?」と勘違いされるリスクがあります。
リスティング広告においては、検索パートナーの中に問題があるサイトが含まれていた場合、上記の問題が発生する恐れがあります。
ただし、不適切なサイトに広告が掲載されたことだけをもって、すべてアドフラウドに該当するとは限りません。ブランドセーフティや掲載面品質の問題と、アドフラウドが重なるケースがあると理解することが重要です。
【関連記事】ブランディング基礎|ブランドセーフティのポイント3選【事例あり】
正確な広告効果測定の阻害
正確な広告効果測定の阻害も、アドフラウドのデメリットとして見逃せません。
なぜなら、マーケティング活動のため的確に広告を運用するには、正確な広告効果測定は欠かせないからです。
無効トラフィックが計測データに混入すると、クリック数やセッション数が水増しされ、CVRやCPAなどの指標が実際のユーザー行動を正確に反映しにくくなります。その結果、広告効果測定、予算配分、配信調整などの判断に影響する可能性があります。
CPCだけでなく、CVRやCPAなど複数の指標を組み合わせて確認することが重要です。自動入札を利用している場合は、入札の調整に影響する可能性もあります。
リスティング広告をアドフラウドから守る対策方法

ここでは、リスティング広告をアドフラウドから守る対策方法を「事前」「配信中」「事後」の3段階に分けて紹介します。
【関連記事】アドフラウド対策ツールを使わずにアドフラウド対策を行う5つの方法を紹介!
| 段階 | 対応内容 |
|---|---|
| 事前対策 | アドフラウド対策ツールを導入し、不正の自動検知・ブロックリスト化に備える |
| 配信中対策 | ユーザー挙動をモニタリングし、異常の原因を確認したうえで、必要に応じて配信除外する |
| 事後対策 | 配信後の実績データを分析し、問題が確認された配信面の除外を検討する |
事前対策:アドフラウド対策ツールの活用
アドフラウド対策には、アドフラウド対策ツールの活用が有効。以下はアドフラウド対策ツールの機能の一部です。
- 不正検出
- ブロックリスト作成
- 機械学習と人工知能による不正の予測
また、アドフラウド対策ツールの導入メリットは、以下の6つです。
1.広告費を最適化
アドフラウドにより広告費が搾取されるリスクを軽減し、広告コスト削減に寄与できる。
2.工数の削減
アドフラウド対策ツールを活用することで、不自然なトラフィックの兆候を検知し、調査や確認にかかる工数を削減できる可能性があります。
3.効果的なアドフラウド検知
蓄積したデータを機械学習などに活用し、検知精度の改善を図るツールもあります。
4.ROAS最大化
アドフラウドによる広告費の浪費を抑えることで、有効なユーザーへの広告配信に予算を振り分けやすくなり、ROASの改善に寄与する可能性があります。
5.データ収集精度向上
一定の判定基準に基づいて疑わしいトラフィックを分析・可視化し、広告データを確認しやすくします。
6.ブランドイメージ保護
不正な広告収益を目的とする掲載面や、成果につながりにくいトラフィックを把握することで、広告費の浪費やブランドイメージへの影響を抑えるための判断材料になります。
【関連記事】アドフラウド対策ツール導入の6つのメリット
配信中対策:ユーザー挙動のモニタリング
アクセス解析用のタグを用いることで、ユーザー挙動のモニタリングが可能です。
ユーザー挙動をリアルタイムでモニタリングする過程で、同一の端末から膨大なアクセスが見られたなど異常な挙動が見られた場合はアドフラウドの被害を疑って対策を講じましょう。
Google広告では、判明しているIPアドレスを除外できる場合があります。ただし、IPアドレスは変動することがあり、IPアドレス除外だけですべての不正クリックを防げるわけではありません。検索パートナー経由の成果、配信面、時間帯、端末、地域などもあわせて確認することが重要です。
【関連記事】Google広告運用で不正クリックをされた場合の返金請求の方法
事後対策:広告配信後のデータ分析
広告配信後は、実績データを分析するのがおすすめです。
例えば以下のような傾向が見られた場合は、詳しく確認しましょう。
- 自社の過去実績と比べて、CTRやCVRが急激に変化している
- 同一アカウント内の類似キャンペーンと比べて、不自然な差がある
- クリック数が増加している一方で、CVRが急落している
- 特定の時間帯、端末、地域、アクセス元、配信面に異常が集中している
- 不正注文や未払いが、通常時と比べて急増している
複数の異常が同時に確認された場合は、アドフラウドや無効クリックの影響を含めて、アクセス元や配信状況を詳しく調査しましょう。疑わしい配信面が判明した場合は、ブロックリストへの追加も検討してください。
【関連記事】Google広告のCTRを改善する簡単な8つの方法
まとめ
本記事では、リスティング広告におけるアドフラウドの意味や被害の種類、デメリットを解説した上で、事前・配信中・事後の3段階で行うアドフラウド対策を紹介しました。
インターネット広告は、適切に活用すれば大きな効果を期待できます。
しかし、適切なサイトに掲載されないと、アドフラウドにより広告費用を不正に搾取されたり、ブランド毀損につながったりします。
アドフラウドの被害を受けていないか不安を感じる方は、まずはSpider AFの無料診断を試してみてください。無料診断では、自社の広告にどの程度の無効トラフィックや不正クリックが含まれている可能性があるかを確認できます。
よくある質問
Q1. リスティング広告のアドフラウドはどう見分ければいいですか?
自社の過去実績と比べたCTR・CVRの急激な変化、同一アカウント内の類似キャンペーンとの不自然な差、特定の時間帯・端末・地域・アクセス元への異常な集中などが兆候として挙げられます。複数の異常が同時に見られる場合は、アドフラウドや無効クリックの影響を含め、アクセス元や配信状況を詳しく確認することが重要です。
Q2. リスティング広告のアドフラウド被害額の目安は?
Spider AFの調査では、国内のアドフラウド被害額は2025年通期で約1,592億円(前年比+82億円)と推定されています。ただし、実際の被害割合や金額は、広告媒体、配信設定、業種、キャンペーンなどによって異なります。まずは無料診断などを通じて、自社の配信状況を確認することをおすすめします。
Q3. 検索パートナー経由のクリックもアドフラウドの対象になりますか?
対象になります。検索パートナー経由のトラフィックにも、アドフラウドや無効クリック、成果につながりにくいトラフィックが含まれる可能性があります。Google検索本体と検索パートナーの成果を分けて確認し、不自然な傾向がないか分析することが重要です。対策としては、検索パートナー経由の成果確認、検索パートナー配信の見直し、問題のあるプレースメントの除外、判明しているIPアドレスの除外などがあります。ただし、IPアドレスは変動する場合があるため、IPアドレス除外だけですべての不正クリックを防げるわけではありません。
【関連記事】Google広告のIPアドレス除外で費用対効果を改善!設定手順から不正クリック対策まで徹底解説
Q4. Google広告・Yahoo広告自体の不正クリック対策だけで十分ですか?
Google広告やYahoo広告にも、無効クリックや不正クリックを検出・除外する仕組みがあります。ただし、媒体側と第三者のアドフラウド対策ツールでは、確認できるデータ、判定基準、分析方法、除外方法が異なります。アクセス元やユーザー挙動をより詳しく分析したい場合は、第三者ツールの併用も選択肢になります。
Q5. リスティング広告以外の広告でもアドフラウド対策は必要ですか?
必要です。ディスプレイ広告・SNS広告・動画広告など、クリックやインプレッションに応じて課金される広告フォーマット全般がアドフラウドの対象になります。
【関連記事】SNS広告のアドフラウドを徹底解説|広告費を守るための完全ガイド
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Spider AFが60億件超のクリックデータを解析した結果、アドフラウドの推定被害額は年間1,591億円超(前年比+82億円)に達することが判明しました。
さらに、AI最適化配信における不正率は最大5.2%と媒体内平均の約2倍。MFA(広告収益目的サイト)は前年比1,409%と異常増殖しており、広告予算が意図しない配信先に流出するリスクが急拡大しています。
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