【簡単解説】アドベリフィケーションとは?構成する3要素と対策方法

インターネット広告は、適切なサイトに掲載されていないとかえってデメリットをもたらす危険性があります。それを防ぐために必要な概念が、アドベリフィケーションです。
本記事では、アドベリフィケーションの3要素の解説やアドベリフィケーション対策を行う方法について解説します。
アドベリフィケーションとは?

アドベリフィケーションとは、ネット広告が適切なサイトに掲載されているか、どれぐらい見られているか検証する概念です。
アドベリフィケーションの要素は、以下の3つです。
- アドフラウド
- ブランドセーフティ
- ビューアビリティ
アドベリフィケーションが必要な背景には、DSPおよびアドネットワークの普及があります。DSPやアドネットワークは、広告在庫の買い付け・広告配信・ターゲティングを一括で行います。そのため、広告の最適化が容易になりました。
ただ、DSPやアドネットワークでは広告主が広告の配信先を把握しきれません。望ましくない掲載先に配信されるリスクも増しました。これにより、アドベリフィケーションで望ましい掲載先に広告が掲載されているか検証することが重要です。
アドベリフィケーションを構成する3要素
ここでは、アドベリフィケーションの3つの要素について、それぞれ解説します。
1.アドフラウド

ここでは、アドフラウドについて解説します。アドフラウドとは、デジタル広告詐欺のことです。悪意ある無効なトラフィックとも言えます。
アドフラウドの主な手口は以下の9つです。
【関連記事】アドフラウドとは?不正広告の種類・成功事例・対策効果など徹底解説!
2.ブランドセーフティ

ブランドセーフティとは、広告がクリーンなサイトに表示されている状態のことを言います。
アダルトサイトや匿名掲示板サイトなどに表示されると、ブランド毀損の恐れがあるので注意しましょう。
ブランドセーフティは、広告配信先のブラックリストやホワイトリストを適切に更新管理することが重要です。
【関連記事】ブランディング基礎|ブランドセーフティのポイント3選【事例あり】
3.ビューアビリティ

ビューアビリティとは、出稿された広告がユーザーに見られる状態のことを言います。
広告が視認できなくとも、インプレッションとしてカウントされて広告費用が発生する恐れがあるので、アドベリフィケーションによりしっかりと対策をすることが必要です。
【関連記事】ビューアビリティとは?関連性の深いアドフラウドやブランドセーフティ対策も解説
アドベリフィケーションを行う必要性

ここでは、アドベリフィケーションを行う必要性を、3つ解説します。
1.知らぬ間に広告費を搾取される
アドベリフィケーションで最も大きなリスクは、アドフラウドにより知らぬ間に広告費を搾取されることです。Spider AFの調査レポートによると、2021年累計のアドフラウド被害総額は日本国内だけでも1,000億円超にも上ります。
知らぬ間に自社の広告費を搾取されるため、会社に大きな損失が与えられるので注意しましょう。
2.広告の正確な効果計測が困難になる
アドベリフィケーションを行わないと、広告の正確な効果計測ができない場合があります。
例えば、悪意のあるBotに広告を大量クリックされてしまうと、広告データが歪んでしまい正確な効果計測が難しくなります。
また、アドフラウドの被害はなくても、ユーザーへの広告の視認性が悪く、ビューアビリティの観点で問題がある場合があります。ビューアビリティを管理できていないと、インプレッションの価値がバラついてしまい、広告の正確な効果計測が難しくなります。
3.ブランド毀損につながる
アドフラウドにより犯罪行為を助長するサイトや海賊版サイトなど、広告を「悪質なサイト」に掲載させることもあります。この場合、ユーザーは「悪質なサイト」に広告を掲載する企業と認識する恐れも。その結果、ブランド毀損に繋がります。
ブランド毀損を防ぐには、ホワイトリスト・ブラックリストなどを活用しましょう。
アドベリフィケーション対策を行う方法

ここでは、アドベリフィケーションを行う方法を5つ紹介します。
1.ユーザーの動きをモニタリング
広告にアクセス解析用のタグを設定することで、ユーザーの動きをモニタリングできます。ユーザーの異常な動きが見られた場合は、アドフラウドを疑いましょう。ユーザーの異常な動きの例は、以下になります。
- 同一端末から膨大なアクセス
- 数秒単位で繰り返しリロード
これらの異常な動きが見られたサイトは、ブラックリストに加えるなどの対策を取ることが必要です。また、Google広告であればIP単位でブラックリスト化することで、配信解除できます。
2.広告配信後の実績データを分析
広告配信後の実績データの分析を行い、不自然なデータが確認された時にはアドフラウドの被害を疑いましょう。以下は、不自然なデータの例です。
- 他のサイトに比べて不正注文や未払いが異常に多い
- 他のサイトに比べてCTRが異常に低い
これらの不自然なデータが見られたサイトについては、ブラックリストへの登録や出稿停止を行うことで、アドフラウドの被害を抑えやすくなります。
3.PMPの活用
PMPとは、掲載媒体と広告主を限定させた広告出稿形式のことです。これにより、事前に出稿先を把握しやすいため、アドフラウドのリスクを軽減できます。ただ、以下の2点に注意しましょう。場合によっては、PMPの活用が適さない場面もあります。
- DSPよりPMPの方が費用が高い傾向
- PMPへの参加には審査を受ける必要がある
4.ホワイトリスト・ブラックリストの作成
ホワイトリストとブラックリストの意味は、それぞれ以下のとおりです。
ホワイトリストやブラックリストは、アドフラウドへの防御体制構築に活用できます。ただ、ホワイトリストとブラックリストには、以下の点で注意が必要です。
- 新しいサイトが登場するごとに更新できないと、効果が限定的になる
- かつて安全と認められたサイトが今は安全とは限らないため、定期的な確認が必要
【関連記事】ホワイトリスト配信とは?広告効果を高める活用法と注意点
【関連記事】広告運用のブラックリストとは?活用方法や注意点を徹底解説
5.アドフラウド対策ツールの導入
アドフラウド対策を効率的に行うには、アドフラウド対策ツールの導入が特におすすめです。
アドフラウド対策ツールを導入することで、不正広告の検出やブラックリスト作成などを自動で行ってくれるため、手間をかけずにより確実にアドフラウド対策を実施できます。
アドフラウド対策ツールのメリットは次の6つです。
- 広告費の最適化
- アドフラウド対策の工数短縮
- 効率的なアドフラウド検知
- ROAS最適化
- データ収集の精度向上
- ブランドイメージの保護
【関連記事】アドフラウド対策ツール導入の6つのメリット
まとめ
本記事では、アドベリフィケーションやアドフラウドなどの意味を解説した上で、アドフラウド対策としてアドベリフィケーションを行う方法を解説しました。インターネット広告は、適切に活用すれば大きな効果を期待できます。
しかし、適切なサイトに掲載されないと、アドフラウドにより広告費用を不正に搾取されたり、ブランド毀損につながったりします。
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