取材レポート|株式会社アイモバイル
スマートフォン・PCのインターネット広告配信システム「i-mobile」を提供する株式会社 アイモバイル。業界に先駆けてモバイルでのアドネットワークに着手し、現在では国内最大級のサービスを運営する同社がSpider AF導入に踏み切った理由とは。
アドプラットフォーム事業本部 執行役員の甲斐様にお話を聞いてきた。
アドプラットフォーム事業本部 執行役員
甲斐 康浩様
1. 御社の会社概要・事業内容について教えてください。
スマートフォンとPCのアドネットワークを運営しています。
大手優良メディア様の広告在庫を多く保有しており、バナー・ネイティブ広告で国内最大規模の配信在庫を保有しております。
弊社はフィーチャーフォン時代からアドネットワークを運営していましたが、その時代から配信先ごとに広告効果を全て開示しているため透明性の高いアドネットワークとして高く評価を頂いております。
2. Spider AF導入前に抱えていた問題・困っていたことを教えてください。
導入前までは広告配信時のインプレッション、クリック、インストールに対し独自に不正検知を行っておりました。しかし弊社提携メディアは数十万と膨大で、不正検知に対し作業コストがかかっており効率化が課題となっておりました。
ー 不正検知にはやはり時間がかかっていましたか?
そうですね。データの抽出から、加工・分析・整理してレポートに可視化するまで、3日くらいかかっていました。作業時間はトータルで8時間以上となります。抽出対象のデータが多く、また複数の軸で検証しなければならないため、時間がかかっていました。
3. 導入前、Spider AFにどのようなご要望がありましたか?
効率良く、高い精度で不正検知できるサービスを探していました。
4. Spider AFのサービス内容の中で、導入の決め手となったポイントはどこでしょうか。
決め手は膨大なログを効率よく分析できる仕組みがあること、また不正判定結果を学習して精度向上が見込める点です。まずはお試し導入させて頂いたのですが、弊社の細かい要望に応えて頂けたので非常に助かりました。結果、回を重ねるごとに不正検知の精度が向上し今では非常に高精度で不正メディアを検知してくれています。
5. 導入の際に苦労したところ/不安だったところはありましたか?
苦労したことは特にありません。導入の際は、不正検知の精度と作業・学習コストがどれくらい必要かわからないことが不安でしたが、すぐその不安は無くなりました。高精度で、かつ経験がないメンバーでもすぐに使用できるダッシュボードやレポートをご用意頂いているからです。
ー どのようにして、解決されましたか?
弊社要望に応じて柔軟にご対応頂けたおかげです。
6. 実際にSpider AFを導入してみて何名様でご使用いただいていますか?
不正対策プロジェクトに携わる、技術や営業メンバー等の約10名で利用しています。
ー 導入前の問題点は解決されましたか?
技術側の作業時間を、ほぼ無くすことができています。
ー Spider AFをどのように使用していますか?
アイモバイルでは、広告配信時にリアルタイムで不正検知を行っております。
インプレッションやクリック時に不正と判定したものは除外する等の取り組みを行っています。
Spider AFでは、配信実績をもとに弊社登録メディアにおける不正行為の検知・パトロールをするために使用しています。
7. 導入前後のサポートについて、お伺いします。Phybbitの対応(エンジニア・営業)はいかがですか?
とても親切かつ丁寧に疑問にお答えいただけるので助かっています。
ー もう少しサポートが欲しい部分はありますか?
要望としてはダッシュボードからレポートがダウンロードできたり、日本語対応がもっと進むとユーザビリティが向上すると思いますので、今後のサポートを期待しています。
8. これからSpider AFを導入しようと考えられている、または検討されている企業の方たちに一言お願いします。
Spider AFは、高精度ながらもとても柔軟性の高いアドフラウド検知システムです。
スコアリング判定基準のカスタマイズ、また細かい要望にも対応してもらっています。
費用面でも導入しやすいため、アドフラウド対策をお考えの企業様はご検討をおすすめします!
9. 最後に、御社のアドフラウドに対する考え・今後アドフラウドの問題にどう取り組んで行くか等 教えていただけますか。
アドネットワークとして正しい広告効果を評価頂くためには、不正利用の防止が不可欠です。
広告主様、媒体運営者様にとって公平で安心してご利用いただく環境構築を最重要ミッションとして取り組んでまいります。業界的には、アドネットワークの品質向上(誤クリックを誘発するような広告掲載の規制も含め)広告の健全化に、他社さんとも連動して取り組んで行きたいですね。