1ヶ月の無料診断で年間被害金額を逆算。BuySell Technologiesが見た“想定外の不正クリック”

1ヶ月の無料診断で年間被害金額を逆算。BuySell Technologiesが見た“想定外の不正クリック”

会社・事業について

Q. 貴社の事業とEC事業部の領域を教えてください。
志賀様:
事業は大きく買取と販売の二軸です。EC事業部では toCを中心に、着物、ブランド品、ジュエリー、時計、カメラ、お酒など合計6カテゴリを扱っています。その他の領域はtoBが中心です。

Q. 志賀様のご担当業務と、その際に意識していることは?
志賀様:
toC向け販売を担当領域として、現在はヤフオク・ラクマを担当しております。また、以前は自社ECやヤフーショッピングを担当していた時期もありまして、現在は自社EC・ECモール問わず現担当者の相談に乗っております。

業務内容で意識していることは、他セクションからの相談があったときに安易に回答しないことです。各プラットフォームの知識は日々更新しつつ、必ず調べて裏取りしてから回答します。チームが分かれているため、他チームへのこまめな共有と確認、そして変化に合わせたスピーディーなコミュニケーションを重視しています。

アドフラウドとSpider AFを知った経緯

Q. 「アドフラウド」について、Spider AFの導入前はどの程度ご存知でしたか?
志賀様:
言葉としては知っていた程度です。買取事業では以前からSpider AFとは別のアドフラウド対策ツールを入れていましたが、当時は具体的にどういうものなのかまでは把握していませんでした。

Q. Spider AFを検討したきっかけは?
志賀様:
SEO/GEOツールを展開する株式会社Faber Company様からのご紹介です。12月の期末に向けて広告の費用対効果を見直したい時期で、無料トライアルが可能だったため実施しました。

導入前の課題と仮説のズレ

Q. 無料トライアル実施前に想定していた課題と、実際に見つかった課題に違いはありましたか?
志賀様:
トライアルを行う前はそれほどアドフラウドは発生していないだろうと予想していたのですが、Botによるクリックや自社内からのアクセスなど、計測を歪めるノイズがあることが新たな発見でした。特に意外だったのは、買取単価の高いジュエリー系の通販サイトについての広告よりも、着物専門の通販サイトに関する広告のほうが不正クリックが多かったことです。第三者による不自然なアクセスと推定される挙動も観測され、“現場の感覚”とデータの実態にズレがあると分かりました。

無料トライアルの進め方と所感

Q.トライアルではどのような検証を行い、どんな結果が得られましたか?
志賀様:
まずは現状の可視化を重視しました。Spider AFでBot/不正クリック/社内トラフィックなどを識別し、無効クリックの除外と有効クリックへの配分の余地を把握する。着物サイトでの想定外の不正が早期に見えたのは大きかったですね。

Q. 結果をご覧になった率直な感想は?
志賀様:
1ヶ月の不正クリックによる被害金額が相当な額だったので驚きでした。年間での被害額に換算したときに、ツール費用を差し引いたとしてもアドフラウド対策を実施するべきだと感じました。

導入判断・選定理由

Q. 導入の決め手は何でしたか?
志賀様:
無料トライアルで“見えていなかったものが見えた”こと、そして年間の推計被害金額が無視できない規模だったことです。
ツールの導入にあたっては、営業スタッフの方の説明やサービス資料がわかりやすかった点、またサポートチームのレスポンスが速い点が良かったです。
商談時に全員が出席できない場面もありましたが、資料での共有だけでも十分に理解できました。

-弊社としてもマーケティング施策のPDCAを回す中でスピード感は重要な要因だと考えておりますので、そこにご満足をいただけていることはとても嬉しいです!

実装・運用のポイント

Q. アドフラウド対策を実施される中で、Spider AFをどのように活用しましたか?

志賀様:広告運用の正確な評価を行うために、Spider AFをいくつかの場面で活用しています。

  • Botによる不正クリックを自動で検知・ブロックすることで、広告費が無駄に消化されるのを防ぎました。これにより、本来リーチすべきユーザーへの配信効率が高まりました。
  • 社内アクセスを計測データから除外しています。社内メンバーのテスト閲覧やクリックが集計に含まれないようにすることで、純粋に外部ユーザーの反応を把握できるようになりました。
  • キャンペーンやキーワード単位で自動的に無効化ルールを適用する設定を活用しています。成果に結びつかない配信を早期に抑制できるため、データのブレが少なくなり、指標の精度向上につながっています。


Q. データがクリーンになることで、広告運用の結果はどう変わりましたか?
志賀様:
ROASが徐々に改善していきました。
また広告費をコントロールする局面でも、信頼できるデータをもとに”効果のある場所だけに投資する”ための判断が取りやすくなりました。
クリックの質が向上し、CVRやCPAの前提が安定したことで、PDCAの速度と比較検証の精度も上がっています。

予算・投資観点

Q. 貴社における年度末の12月に導入をいただいたということで、貴社内でも施策のコストパフォーマンスが重視される時期だったかと思います。そのようなタイミングでも、導入に踏み切れた理由はございますか?

志賀様:
1か月の無料トライアルがあったおかげで、ランニングコストと費用対効果を具体的に見積もれたためです。特に着物サイトは広告経由の売上への依存度が高いので、トラフィックのクリーン化は投資対効果が高いと判断しました。

新年度に向けて広告費の見直しや費用対効果の検討を行なっていく中で、アドフラウド対策の重要性について改めてご認識をいただけたということですね。「Spider AF」で、新年度からの広告をクリーンなデータに基づいて運用するためのお手伝いができて良かったです!

推奨対象

Q. どんな企業にSpider AFをおすすめしたいと感じてくださっていますか?

志賀様: Web広告を行なっていて、まだアドフラウド対策を実施していない企業については、広告費の大小に関わらず一度無料診断で現状をチェックすることをおすすめしたいです。
あとは、広告費を増額しているのに費用対効果が合わないと感じている企業にも勧められると思います。まずはトライアルでノイズの可視化を行い、そこから無効クリックの除去→有効クリックへの広告費用の再配分のステップを踏むと、改善余地が見えやすくなります。

今後の展望(広告×価格設計)

Q. 今後の、貴社のマーケティング活動の展望についてお聞かせいただけますか?

志賀様:今後も、販売価格のロジカル設計を進めていきます。広告だけに頼ると、成果の要因が広告なのか価格なのかが分かりづらい。そこで、価格最適化と広告投資の両輪で売上最大化を目指します。
また長期的な施策として、いかに若年層に適切にアプローチを行い、将来的に弊社のECサイトをご利用いただけるかを追求していきたいと考えています。

若年層アプローチ(“第一想起”づくり)

Q. 若年層へのアプローチを追求していくとのことで、具体的な内容をお伺いできますか?

志賀様:若年層はメインターゲットではありませんが、若いうちから当社の存在とサービスを知っていただき、将来の第一想起になってもらうことを重視しています。その方針のもとで、自社の認知形成を中心としたマーケティングを継続します。

まとめ

Q. 最後に、今後の広告運用に関する取り組みについてもお伺いできますか?
志賀様:
これからも、Spider AFを継続活用したいと考えています。不正クリックなどのノイズを除去して、本当に効果のある配信面に投資する。アドフラウド対策でそれができる環境を整えたことで、ROASの改善と判断の質の向上が実現できていると考えています。今後は価格設計との掛け算で、さらに広告成果の最大化に取り組んでいきます。

ありがとうございました!

ご多忙の中、取材にご協力いただいた株式会社BuySell Technologies様に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

Spider AFは、不正トラフィックを可視化・遮断し、広告投資効率を最適化するアドフラウド対策プラットフォームです。

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