アドフラウドを防止し、攻めのインハウスマーケティング体制を実現できた理由とは?

アドフラウドを防止し、攻めのインハウスマーケティング体制を実現できた理由とは?

今回はアドフラウド対策を通じて、戦略の見直し・費用対効果の最適化を実現した企業を一例としてご紹介します。

株式会社BEADは2016年よりTIREHOOD(タイヤフッド)の運営をしています。身近なようでいて実はあまり知られていないタイヤビジネスですが、今回アドフラウド対策を行うことで得られたメリットがあるということでメインマーケターの酒井様にインタビューしてきました。

【課題】

  • 代理店の活用・コミュニケーションの齟齬
  • 広告運用に関する社内のノウハウ不足
  • インハウス体制の構築

【効果】

  • インハウス体制の構築の実現
  • アドフラウドの検知・ブロックによる守りの体制の構築
  • ROASの改善

ノウハウがないにも関わらずインハウス運用に。広告効果を求めたBEAD社の経緯

どうぞよろしくお願いします。まず改めてですがBEAD社について教えてください。

よろしくお願いします。株式会社BEADはTIREHOOD(タイヤフッド)の運営を行なっております。タイヤフッドについて少しご紹介させていただくと、「タイヤ購入」と「タイヤ交換予約」を一度にできる新しいタイヤ通販サービスです。

車好きの方ならタイヤを選ぶのも楽しみの一つですが、そうではない方にとっては意外とタイヤ選びも一苦労だと思います。お一人お一人に合った最適なタイヤを直感的に分かりやすく選んでいただくことができ、安価にご提供できるのが特徴です。これは実店舗を持たない我々の強みと言えます。また購入されたタイヤについては、指定した店舗に直送し交換を手配できますので、購入後はその店舗に行くだけなんです。なかなか新しいビジネスなのでニッチな事業と言えますが、おかげ様で多くの方々にご利用いただいています。

ー ユニークなサービスですね。仰る通り新しいサービスということなので、宣伝活動など気を配った点など多いと思います。特に、これまでマーケティング施策の実施において苦労されたことはありましたか?

引き続き試行錯誤の日々ですが、大きく2つの点で苦労がありました。1つは広告代理店の活用です。これは代理店が優秀ではなかったということではなくサービスが新しいものである、またタイヤという少しニッチな商材であるということで目線が合わない点があったと思います。具体的にはサービスに対して理解が浅かったり、スピード感を持って広告運用をしてもらえなかったり、伝えたことが抜けてしまうということが見受けられました。代理店が担っていた業務を見ていると我々でも実施ができるなと思いました。そこから工数や費用対効果を考えると自社で実施する、つまりインハウス化をしていきたいと思うようになりました。

2つ目は1つ目と関連しますが、社内に広告のスペシャリストと言える人間がいなかった点です。全員がタイヤのプロであることに矜持を持っていますが、広告についてはノウハウがなくあまり自信がなかったというのが本音です。
そのため、費用対効果を考えると自社リソースだけで広告運用をする、いわゆるインハウス化がベストだと思いつつも、どのようにすれば良いか分からなかった点がありました。

その中でどのように知見を増やし、インハウス化へ舵を取ったのでしょうか?

社内で知見が多少あるメンバーがいたので、そのメンバーと試行錯誤しながら実施を進めていきました。またありがたいことにウェブ広告の運用方法はウェブメディアや勉強会で学ぶことができます。そのように基本的な知識を学びながら、そこで知り合った業界の方に質問をしてさらに知識を深めていきました。

*BEAD社が運営するTIREHOOD(タイヤフッド)は2016年にサービス開始。
現在まで順調にサービスを拡大している。

アドフラウド対策に至った理由

アドフラウドについて知ったきっかけを教えてください

知人の話やブログを見たのがきっかけでした。
自分で広告予算を見ている限り問題はないだろうと思っていましたが、実際はどうなのか調べたいなと思いました。アドフラウドによって広告予算が無駄に使われている可能性があれば、対策する必要があると考えたからです。

アドフラウド対策が必要と判断された経緯を教えていただけますか?

アドフラウドという概念を知った時は、実際に対策が必要なのか分からなかったです。まずは自社が運用している広告でも発生しているか現状を知りたいと思い、調べた中でSpider AFを知りました。無料トライアルで現状の診断ができるということだったので、診断結果を見てからどうするか決めようと考えていました。

実際に診断をしたことで、決して多くないですがアドフラウドが発生していることを知って驚きました。

無料診断の結果では、あまり多くないという中で導入を進めていただきました。これはどのような理由からでしょうか。

これは3つの理由があります。まずROAS(投資費用効果)面でのリスク対策です。現状ウェブ広告に多くの予算を投下していませんが、今後より予算投下ができるとなった際に同じだけアドフラウドが発生していると、無駄になる金額が増えてしまいます。フラウドがある状態で予算投下をしてもCPAの割合は悪いままになってしまいます。将来的にアドフラウド被害が増えるリスクを数値化して監視できるようになり、ある意味保険のような役割ですが、漠然とした不安やリスクから身を守れるためです。

2つ目は適切なPDCAを回すためです。インハウスで広告運用を行なっているからこそ、早いスパンでPDCAを回すことができています。アドフラウドが発生していると、データのノイズになり適切な仮説検証ができません。

最後の理由は、アドフラウドを助長したくないという社会的な動機です。
これはSpider AF側にご案内をいただいたことなのですが、アドフラウドは反社会的な組織へ資金が流れているとのことです。消費者に最適な選択をしていただく、というビジネスを行なっている我々がそのような違法なビジネスに対して間接的にでも加担してしまうのは避けたいなと。マーケティング活動の当事者である我々が対策をすることでそのような行為の抑止に繋がっているのであれば、という社会的な意義もありました。

BEAD社が確認しているSpider AFのレポートデータ
(記載されている数字は実際のものとは異なります)

サポート体制・負荷の少ない導入プロセス、Spider AFが選ばれた理由

数あるツールでSpider AFを選ばれた理由は何でしょう?

後から知ったことも混じってしまいますが色々あります。
まず無料トライアルが、タグを設置するだけで簡単に実施できたこと。

またサポート体制も非常に心強いと感じています。繰り返しになってしまいますがウェブ広告について理解が浅い点があったため、基本的なことから丁寧に内容を解説をしてもらえた点も助かりました。広告運用のインハウス化に向けて知識と自信がなかったのですが、その点を補ってもらっていました。

そして、広告業界の中で中立的な立ち位置であるという点も導入するにあたり、評価をしております。ウェブ広告業界はアドネットワークや広告代理店の存在などの特徴的な商流があります。Spider AFはそれらに属さない第三者としてアドフラウドの情報を集積し検知しているという点も非常に信頼を寄せることができました。

*補足:Spider Labsは2020年にアメリカの第三者認証機関Trustworthy Accountability Group(通称TAG)の不正防止(Against Fraud)部門でAPACおよび日本初のベンダーとして認証を受けています。
【関連記事】【アジア初】デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関TAGの不正防止部門で認証を取得

様々な理由を加味しての導入とのことですね。実際に導入するまでに苦労した点はありますか?

苦労したことはあまりありませんでした。複雑なプロセスになるのかと懸念していた点もありましたが、作業としては指定されたタグを設置するだけでした。その後もSpider AF側から打ち合わせを組んでいただき、リードして頂いたので難しいことはありませんでした。

実際に導入をしてみて、Spider AFのどの点を評価されていますか?

運用の平易さと効果です。また繰り返しになってしまいますが、Web広告のスペシャリストが自社にいない中で広告運用のインハウス化を進めていたため、素人でも運用できるツールが必要でした。そういう意味ではSpider AF Blogの記事も参照しています。
もちろんフラウドによる無効アクセスの検知とブロックができていることも非常に心強く感じています。元々Spider AFに期待していた点ですが、実際にレポートを見せていただくと不正なアクセスの実態を把握できるので助かっています。
またROASについても改善が見られました。CPAを比較すると、30%改善が見られています。これは広告代理店の利用からインハウスに切り替えたことも理由の1つですが、Spider AFによって無効な配信を止めたことも要因として捉えています。色々な点を挙げましたが総合的に現状から振り返るとSpider AFの導入によって、インハウス体制を構築することができたかと思います。

アドフラウド対策によって構築できた守りの体制

今後、実施してみたい施策はありますか?

そうですね。弊社の戦略に関わることなので、具体的には申し上げられないのですが被害額分がコストカットできるため、色々考えている施策があります。
これは個人的な意見ですが、積極的な広告・マーケティング展開を攻めと捉えるならば、アドフラウド対策は広告運用の守りです。より積極的に消費者の方に弊社の価値を届けるためには、この守りを固めることが重要です。弊社では守りの体制を固めるために、Spider AFを活用しています。

ありがとうございます。最後にちょっと趣旨の違う話にはなりますが、これから広告運用のインハウス化を考えている企業に対してメッセージはありますか?過去の御社の状況を振り返って、こうすればよかったなということはありますか?

少しでもインハウス化を考えている企業があれば、インハウス化に向けて体制作りをすることを勧めたいと思います。特にウェブ広告のアドフラウドは自社では検知することができませんが、費用が無駄になってしまいます。Spider Labsさんに忖度するわけではないですが、早めに導入すれば現状の体制が早く構築できたなと感じています。
余談ですが、ASPを運営している企業から提案を受ける際にもSpider AFの話が上がることもあります。そういうことからもSpider AFは業界に根付いた信頼できるサービスだと感じています。なのでもっと早く知りたかったなと、ということで良いでしょうか。(笑)

ありがとうございました!今後Spider AFではダッシュボードの改善や転売対策にも力を入れていきます。引き続きどうぞよろしくお願いします。

◆Spider AF|国内最大級の“アドフラウド/広告詐欺”対策ツール

Spider Labsのサービス「Spider AF」は基本的に“タグ”を埋め込むだけ。ものの5分ほどで設置ができます。
方法としてはGoogle広告はAPI連携ができるため自動で配信除外の設定が可能。Yahoo!、ASPなどは除外設定が必要となりますが、オーディエンス除外を設定すれば次回以降変更は必要ありません。このように特別な作業が発生することはなく簡単に設定が可能となります。

・アドフラウド検知方法とは?↓
【関連記事】アドフラウド対策ツール「Spider AF」のアドフラウド検知方法を解説!

・アドフラウド対策ツールを利用するメリットとは?↓
【関連記事】アドフラウド対策ツールを利用する5つのメリット

◆Spider AF|【導入事例】多くの広告主様がご利用されています

アプリ事業者様やそうでない企業様にも幅広くご利用いただいております。直近では青山商事様はじめとした大手企業様にもご導入していただいております。
関連記事では導入後のリアルなお声をいただいておりますので、ぜひご覧ください。

【関連記事】13日間で73万円の被害額 青山商事「導入しないという選択はない

【関連記事】約600万円のアドフラウド被害を改善!ドリコムによるSpider AF活用方法とは?

◆Spider AF|世界最高水準の認証「TAG」アジア初取得

TAGはWeb広告の信頼性を高めるためにアメリカで設置された認証プログラム。日本ではSpider Labsが初めて取得しました。世界的にはGoogle、Comscore、GroupMなどを中心に世界的大手広告事業者が認定を受けています。

【関連記事】【アジア初】デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関TAGの不正防止部門で認証を取得

◆Spider AF|“日本版TAG”  JICDAQ アドフラウド対策済み企業を公開

2021年から日本版TAGの“JICDAQ/ジックダック”が設立しました。今後、アドフラウドやブランドセーフティが万全な対策を行っている企業名を公開していく予定です。現在、電通・博報堂などの大手広告代理店をはじめ、国内大手企業が登録申請をおこなっています。
【関連記事】JICDAQとは?目的や設立背景を解説!ブランドセーフティ / アドフラウド除外

▶︎▶︎Spider AF のお問い合わせに関して◀︎◀︎

Spider AFは無料トライアルを実施しています。タグ設置は5分ほど。いますぐトライアルで無効アクセスを検知してみませんか?

Spider AFへのお問い合わせ・無料トライアルのお申し込みはこちら>>

アドフラウド
導入事例
\ 5分で完了!/
今すぐ無料診断を行う