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SNS広告の費用対効果を高めるテクニックや費用相場などを一挙解説

SNS広告の費用対効果を高めるテクニックや費用相場などを一挙解説
SNS広告は的確に運用することで、費用対効果が期待できる広告媒体です。ただし、効果を高める方法についてよくわからない方も多いのではないでしょうか。 本記事ではSNS広告の種類・費用・媒体選びの着眼点などを解説します。
目次

近年、デジタル広告の需要が大幅に増加しており、その中でもSNS広告が注目を集めています。SNS広告にはメリットやデメリットも存在しますが、的確に運用すれば大きな効果が期待できます。

ただ、SNS広告の課金方法や費用相場、費用対効果を高める方法についてよくわからない方も多いでしょう。

本記事では、SNS広告の種類や費用、媒体選びの着眼点など、運用者が知るべき内容を解説しています。是非参考にして、SNS広告の運用に役立ててください。

SNS広告における費用対効果

まずSNS広告とその他媒体の広告は異なるものであることを理解しておきましょう。

リスティング広告といった他媒体の広告と比較して、SNS広告のターゲットは異なるため、どちらが優れているとは言い切ることができません。

リスティング広告はユーザーが入力したキーワードと連動して広告配信をする「ダイレクトレスポンス型」広告であり、顕在層のユーザーにリーチすることが可能です。

一方、SNS広告はターゲットの属性や趣味嗜好などの情報に基づいてユーザーのSNSタイムライン上に流す広告であり、顕在層だけでなく、潜在層のユーザーにもリーチすることができます。

SNS広告は細かなターゲティング設定ができるため、無駄な広告費の出費を防ぐことが可能です。

また、顧客育成をするためにはSNSが有効であるといわれています。なぜならSNSはテキストや画像、動画など、多様なクリエイティブを活用した情報発信ができるためです。

企業は魅力的で創造的なコンテンツを発信することで、ユーザーにブランドの魅力を伝えることができます。

これらのことから、企業にとってSNS広告は、費用対効果が高く、メリットの多い広告媒体として認知されています。

SNS広告のメリット

企業がSNS広告を活用することで、多くのメリットがあります。

ここでは、SNS広告の特徴やメリットについて、以下の5つの観点から解説していきます。

1.より多くの人に認知を拡大できる

2.正確なターゲティングが可能となる

3.費用対効果が高い

4.潜在顧客の掘り起こしができる

5.拡散が狙える

1.より多くの人に認知を拡大できる

SNS広告は多くの人へ認知を拡大することができるメリットがあります。

2022年、日本におけるSNSのユーザー数は8,270万人を超え、SNS普及率は82%まで到達しました。

今ではSNSは、若年層だけではなく、幅広い年齢層の人々に利用されています。

例えば、若年層をターゲットとした広告運用の場合はInstagramやTikTokが有効であり、30代以上をターゲットとした広告運用の場合はFacebookが適していると言われています。

このように異なる年齢層のユーザーをターゲットにすることができるため、幅広い層に向けた広告展開が可能です。

出典:ICT総研「2022年度SNS利用動向に関する調査

また、ユーザーに対して自然な形で広告を流すことにより、企業の商材やサービスなどユーザーにアピールする際の抵抗感が少なくなるという点は、SNSのメリットといえるでしょう。

SNS広告の特徴として、ユーザーが閲覧したページ情報をもとに関連性の高い広告が表示されるため、リーチ数を伸ばしやすくなります。

2.正確なターゲティングが可能となる

次に正確なターゲティングからユーザーを選別して出稿できる点です。

SNSはユーザーの趣味嗜好から年齢や性別、居住地域などパーソナルな内容まで、様々な情報がSNSに蓄積されているため、広告出稿する際はユーザー情報をもとに細かくターゲティング設定することが可能です。

広告主は設定したターゲット像に近いユーザーへ向けて、効率よくアプローチができるという点がメリットになります。

3.費用対効果が高い

上述したように正確なターゲティングが可能であるため、SNS広告は費用対効果が高いといわれています。

ターゲティングをしたSNS広告は、クリック時やインプレッション時、もしくはアプリをインストールした時などユーザーがアクションした時に費用が発生します。

さらに、設定した予算内で広告配信を行うため、広告費の使いすぎも防げるでしょう。

また、他のリスティング広告と比較してクリック単価も低いため、費用対効果を抑えて多くの人に広告を届けることができます。

 

4.潜在顧客の掘り起こしができる

新たな顧客を得るためには、まずは自社の商品やサービスを認識してもらうことが最初のステップです。

多くの人が利用しているSNS上に広告を配信することで、関連するユーザーの認知度が高まります。

結果、ユーザーニーズとうまくマッチすれば潜在顧客の掘り起こしができ、見込み客へとステップアップが可能です。

注意点として、適切なユーザーの獲得を目指すのであれば、自社の商材やサービスのターゲット層と出稿するSNSの利用者層が合致しているか見定めてみましょう。

5.拡散が狙える

SNS広告は他の広告と比較して、抵抗感なくユーザーに受け入れられることが多いのも特徴です。

そのため、ユーザーが「良い物」と判断すると、いいねやシェア、リツイートという形で拡散が期待でき、一気に話題性を高めることができるでしょう。

また、SNSで話題になると他のニュースの掲載にも繋がるなど、さらなる拡散も期待できます。

企業がSNSで拡散を狙うのであれば、ユーザーが拡散したくなる広告クリエイティブの制作やコンテンツの充実が不可欠と言えるでしょう。

SNS広告の費用対効果を測る指標5つ

SNS広告の費用対効果を測る指標として、以下の5つの指標を用います。

全ての指標を正しく理解し、SNS広告の運用に活かしていきましょう

KGI

KGIとは「Key Goal Indicator」を省略したものです。日本語では「重要目標達成指標」と訳され、「企業などが目指す最終的な定量目標」を表した重要指標となります。

具体的には「今年度末に10億円到達」のような形で、ビジネスの明確なゴール地点を表すために使用されます。

企業は具体的に数値化されたKGIを設けることで、後述するKPI設定において具体的な道筋と目標設定が容易です。

注意点として、KGIは重要な目標設定であるため、定性的な目標として設けず、目標値と達成時期を具体的な数字で示すようにしましょう。

KPI

KPIとは、「Key Performance Indicator」を省略したものです。日本語では「重要業績評価指標」を意味し、目標に向けた過程でクリアしないといけない、達成度合いの計測と評価をするための指標です。

つまりKGIを達成するためには、複数のKPIを設定することが不可欠といえます。

KPIを適切に設定することで、目標達成に向けた道筋が明確となります。

CPA

CPAとは「Cost Per Action」の略で日本語では「顧客獲得単価」といいます。

企業が設定したコンバージョン地点において、1件の顧客獲得にどれだけの費用をかけたか数値化し、いかに広告の効果があったか把握するための重要な数値です。

計算式は以下の通りです。

・CPA = 広告費 ÷ コンバージョン数

例えば顧客獲得100件に対して、広告費50万円を使用した場合は以下の式で表します。

・CPA = 50万円 ÷ 100件  = 5,000円/件

1件の顧客を獲得するための単価が5,000円ということになります。

ROAS

ROASとは「Return On Advertising Spend」の略で、日本語では「広告の費用対効果」を意味します。

投資した広告費に対して、どれだけ広告費を回収できたかを把握するための重要な指標です。

値が大きいほど高い費用対効果で広告が売上に貢献しており、反対に低ければ売上に貢献できていないので、効果的に広告運用を行うためのメディアプランを改善しなければなりません。

ROASの計算式は以下の通りです。

・ROAS=広告経由の売上÷広告費用×100(%)

例えば、1ヶ月の広告費が1,000万円に対し、広告経由の売上が2,000万円だとした場合以下になります。

・ROAS=2,000万円 ÷ 1,000万円 × 100 = 200%

ROASは200%と表します。

注意すべき点は、会社の全売上から算出するのではなく「広告経由の売上」から計算を行う必要があるため、日頃から広告経由の売上を計測しておきましょう。

ROI

ROASと似た指標で、ROIがあるので併せて理解しておきましょう。

ROIとは「Return On Investment」の略で、日本語では「投資収益率」や「投資利益率」と

いいます。

投資でどれだけ利益を上げたのかを調べる際に使用する指標のことを指し、ROIの数値が高いほど、うまく投資ができていると判断できます。

ROIの計算式は以下の通りです。

・ROI=利益÷投資コスト×100

また、ROASとROIそれぞれ「投資した費用に対する効果を表した指標」ではありますが、ROIは利益率を表すのに対し、ROASは売上率を表すものなので混同しないようにしましょう。

SNS広告の種類と費用を比較

ここでは、代表的なSNS媒体を6つ紹介し、それぞれの広告費用を比較します。

1.Facebook

<費用( Webサイトへのアクセスにおける目安)>

・CPC:100〜200円/クリック

・CPM:100〜500円/1,000Imp

<特徴>

・タイムラインや広告枠など、どこに出稿すればいいかを機械学習で最適化

・提携する広告ネットワークなどとの連携も可能

・画像や動画など、10種類の表示形式

2.Twitter

<費用(Webサイトへのアクセスにおける目安)>

・CPC:24〜200円/クリック

・CPM:400〜650円/1,000Imp

・CPE:40〜100円/エンゲージメント

<特徴>

・半数以上のユーザーが情報検索に利用

・拡散しやすいことを活かした戦略が重要

・ビジュアルより言葉のインパクトを活かしたコンテンツが拡散される傾向

3.YouTube

<費用(Webサイトへのアクセスにおける目安)>

・CPC:2〜30円/クリック

・CPM:300〜700円/1,000Imp

<特徴>

・後述のTikTokよりも幅広い年齢層で利用されている、動画配信SNS

・テレビ感覚で利用しているユーザーも多数

・6種類の広告フォーマット

・再生時間と再生回数で広告費用決定

4.LINE

<費用( Webサイトへのアクセスにおける目安)>

・CPC:24円/クリック

・CPM:200円/1,000Imp

<特徴>

・日本国内人口の7割近くと幅広いユーザーが利用し、生活インフラに近い使われ方

・12種類の出稿形式

・商品内容や出稿形式により単価が変動

5.Instagram

<費用(Webサイトへのアクセスにおける目安)>

・CPC:40〜100円/クリック

・CPV:4〜7円/再生

・CPI:100〜150円/インストール

など

<特徴>

・若い女性の利用が多かったが、より高い年齢層や男性の利用も増加傾向

・細やかなターゲット設定が可能

・写真だけでなく動画の配信も可能

・広告は3種類

・予算は1日あたりか期間で設定可能

6.TikTok

<費用(Webサイトへのアクセスにおける目安)>

・CPC:30〜100円/クリック

・CPM:100〜1,000円/1,000Imp

・CPV:5〜60円/再生

など

<特徴>

・10〜20代の若者ユーザーが多い動画配信SNS

・ユーザーを巻き込んだ企画を実施しやすい

・チャレンジコンテストで、ユーザーに投稿を呼びかけ

・広告は4種類

【関連記事】

SNS広告とは?メリットや費用対効果を高めるポイントも紹介!

SNS広告の費用対効果を高めるための媒体選び3つの着眼点

ここでは、SNS広告媒体を選ぶ際の着眼点を3つ解説します。

ターゲット層

SNSごとに、主なユーザー層は異なります。例えば、同じ動画配信SNSでも、TikTokは若者のユーザーの割合が多く、Youtubeの方がより幅広い年齢層のユーザーをもっています。

よって、若者向けに特化した広告であればTikTokの方が優先度が高い可能性が高いです。

アピールしたい商品の特性

アピールしたい商品の特性も大切な着眼点です。

例えば、若い女性向けのレストランなど視覚に強く訴求したい場合は、Instgramは特に大きな効果を発揮しやすくなります。

一方、ビジネス向けのセキュリティツールでは、ユーザー年齢層の高いFacebookの方がより効果が高いでしょう。

配信の目的

配信の目的にも注目しましょう。

例えば、LINEはクローズドなコミュニティで、見込み客の育成に向いています。

一方、Twitterなどは潜在客へのアプローチ向きです。

このように、認知拡大や見込み客の教育、販売促進など、配信の目的を明確にすることで、最適な媒体を選択しやすくなります。

SNS広告の費用対効果を高めるための運用テクニック

SNS広告の効果を検証するには、的確に指標を設定して定量的に効果測定を行うことが大切です。ここでは、SNS広告の費用対効果を高めるための運用テクニックを、3つ解説します。

【関連記事】ROI・ROAS・CPAの違いとは?各指標を学んで広告投資効果を測定しよう!

ターゲティングの最適化

SNS広告では、年齢や住所などで詳細なターゲティングが可能です。

そのため、目的に応じて適切なターゲットを選定することで、より費用対効果を高められるでしょう。

ただし、ターゲットを絞り込みすぎると、広告の配信ボリュームが低下することには注意が必要です。

フリークエンシー設定

フリークエンシー設定とは、広告配信頻度の設定のことです。

同じユーザーに何度も同じ広告を配信しすぎないよう、フリークエンシー設定で配信回数を制限することで、無駄な広告費をカットできます。

【関連記事】リーチとフリークエンシーの違いとは?設定方法と正しく理解すべき指標

リターゲティング配信

リターゲティング配信とは、商品やサービスをすでに認知しているユーザー向けに広告を配信するものです。

リターゲティング配信は、CVRが高い傾向にあるとされています。そのため、リターゲティング配信を効果的に実施すれば、SNS広告の費用対効果を高められるはずです。

【関連記事】CVRとは?ネット広告において最重要指標について理解する

まとめ

本記事では、SNS広告の種類や費用、媒体選びの着眼点などを解説しました。SNS広告は、正確なターゲティングができる上に、拡散により大きな効果が期待できます。

ですが、SNSの媒体によって特性が大きく異なるため、ターゲット層や目的などによって最適な媒体を選ぶ必要があります。

また、SNS広告の費用対効果を高めるテクニックも十分理解し、SNS広告の運用を成功させましょう。

なお、アドフラウドの被害を受けるとSNS広告は効果を最大限に発揮しません。アドフラウドの被害を受けていないか不安を感じる方は、まずはSpider AFの無料診断を試してみてください。

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