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【2月24日】最新グローバルアドテクニュースまとめ:ブロックチェーン技術で今後の広告運用、ゲーム業界:注目すべき広告配信チャンネル、プライバシー方針変更前にFacebookがテスト実施
ブロックチェーン技術で今後の広告運用はどう変わる?
ブロックチェーンは、広告とマーケティングの過程を再定義し、広告およびマーケティング業界の脚光を浴びてきました。最近では、ユニリーバやマクドナルド、ネスレ等の大手企業がオンラインマーケティングの透明性向上のためにブロックチェーンを採用し、アドフラウドやプライバシー保護の信頼性、データインフレ等の問題も解決し始めました。
2019年には、広告費の損失は420億円に上り、詐欺の手口が巧妙化することにより2023年には1,000億円まで達すると予測されています。しかし、ブロックチェーンの採用でオンライン取引のあり方が変化し、広告主やパブリッシャーに安全な広告環境を提供することができます。
デジタル広告へのブロックチェーン採用は、不正防止の決め手となり、必要なツールと統合すれば、広告スタッキングやボットトラフィック、ドメインスプーフィング等の不正行為を検出し、抑制することができます。
また、ブロックチェーン技術は広告エコシステムにおけるデータの透明性を促進し、広告業界の信頼性を向上させることができます。データプライバシーも広告業界では大きな課題であり、個人データの使用にはユーザーの許可が必要となるため、データの安全性とプライバシー関連課題に解決策を提供してくれます。
2021年、ゲーム業界が注目すべき広告配信チャンネル
コロナ禍の中ユーザーは、モバイルサイト上で大半の時間を過ごしています。そのようなユーザーとのエンゲージメントの方法として、より多くの企業がSNS投稿をウェブ上にディスプレイ広告として配信するソーシャルディスプレイを活用し始めています。また、パブリッシャーがユーザーの需要や消費習慣に対応するため、イノベーションを開発し続ける中で、モバイルエコシステム上に、より高度な広告ソリューションが登場するとみられています。
ライブスポーツイベントでの広告はゲーム業界の成功を左右します。2021年には、バーチャルイベントはさらに拡大し、ファンとの繋がりを補完する方法とみられています。パンデミックの影響でオンラインゲームやesportsが世界的に発展し、このチャンネルの可能性を実感した企業は、ゲーム内広告に予算を割くと予測されています。
Facebook、Appleプライバシー方針変更前にテストを実施
Facebookは先日、アプリによるトラッキングを許可するか拒否するか、SNSのユーザーに通知し、ユーザーが選択できるようにしました。これはAppleがiOS 14でアプリトラッキングの透明性機能を実装することを先取りしたものです。
Appleの新プライバシー方針に強く反対しているFacebookは、この変更が実践される前にビジネスにどのような影響を与えるのかテストを開始しました。
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