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Google広告のリマーケティングとは?活用すべき3つの理由を解説!

Google広告のリマーケティングとは?活用すべき3つの理由を解説!
Google広告のリマーケティングとは?活用すべき3つの理由を解説!
目次

この記事ではGoogle広告のリマーケティングを活用すべき3つの理由と、リマーケティングで失敗しないための注意点を解説していきます。これからリマーケティングに取り組もうと考えている方はぜひ参考にしてください。
 

Google広告のリマーケティングとは

Google広告のリマーケティングとは、過去に自社サイトへ訪問したことのあるユーザーがGoogleやGoogleの提携サイトを閲覧する際に、再度自社広告を配信する仕組みのことです。

「一度アクセスしたサイトの広告が別のサイトにも表示される」といった経験のある方も多いと思いますが、それがリマーケティング広告と呼ばれるものです。

リマーケティングには「Cookie(クッキー)」と呼ばれる、ユーザーデータを一時的に保存しておく機能が用いられます。

これを使うことでユーザーが自社サイトから別サイトに移動したあとも、別サイトの広告枠に自社広告を表示させることが可能です。

なおGoogle広告では「リマーケティング」ですが、Yahoo!広告やFacebook広告などでは「リターゲティング」という名称です。

媒体によって呼び方は異なるものの、性質は同じものだと考えて問題ありません。

Google広告のリマーケティングの種類

次にGoogle広告のリマーケティングの種類をみていきましょう。Google広告では以下5つのリマーケティングを活用できます。

標準のリマーケティング

広告主のサイトやアプリを閲覧したことのあるユーザーが、*GDNのサイトやアプリを利用しているときに広告を表示する

動的リマーケティング

標準のリマーケティングよりもさらに一歩進んだ機能で、ユーザーが広告主のサイトやアプリで見た商品・サービスの情報を含めて広告を表示できる。

検索広告向けリマーケティングリスト(RLSA)

広告主のサイトに訪問したことのあるユーザーがGoogle検索を行っているときに広告を表示する。

動画リマーケティング

広告主の動画やYouTubeチャンネルを視聴したことのあるユーザーが、GDNのサイトやアプリ、YouTubeを利用しているときに広告を表示する。

顧客リストに基づくリマーケティング

顧客の連絡先情報(電話番号やメールアドレス、住所など)をアップロードすることで、それらのユーザーがGoogleにログインして各種サービスを利用しているときに広告を表示する。

※GDN(Googleディスプレイネットワーク)…Googleのもつディスプレイ広告の配信ネットワークのこと。GDNを使うことで、Googleと提携しているさまざまなメディアに広告をまとめて配信できる。

Google広告のリマーケティングを活用すべき3つの理由

Google広告のリマーケティングを活用すべき3つの理由をみていきましょう。
 

1.  高いコンバージョン率(CVR)を期待できる

リマーケティングを活用する最大のメリットは、一度自社サイトに訪問したユーザーに再アプローチができる点です。

一度サイトに訪れたということは自社の商品・サービスに興味を抱いている可能性が高く、それ以外のユーザーに比べて高いコンバージョン率(CVR)を期待できます。

「サイト訪問者の約9割はなにも購入せずに離脱する」と一般的に言われています。

離脱する理由は「ほかの商品と比較検討したい」「情報収集が目的で今すぐ欲しいわけではない」などさまざまです。

しかし時間が経てば購入意欲が高まるケースも少なくないため、そうしたユーザーに対して再アプローチできるリマーケティング広告は非常に効果的といえるでしょう。

【関連記事】CVRとは?ネット広告において最重要指標について理解する

2. 検討期間の長い商材にも最適

リマーケティングは「検討期間の長い商材」にも最適な手法です。

たとえば高額な商材B to B向けの商材(社内の意思決定に時間のかかる)などです。

これらは購入までに長い時間をかけて検討する傾向があるため、一度の接触でコンバージョンが起こることは稀でしょう。 

こうしたユーザーとも適度に接触し続けなければ、忘れられたり競合サイトで購入されたりしてしまう可能性があります。

リマーケティングを活用することで、このようなユーザーとのつながりを保っていられるのです。

3. ターゲットを絞った広告配信が可能

Google広告のリマーケティングではターゲットを絞った広告配信が可能です。配信対象を「自社サイトに訪問したことのあるユーザー全員」にするのではなく、「特定のページを訪問したユーザーのみ」への配信や、「一度コンバージョンしたユーザーは除外」といった設定も可能です。

また「サイト離脱後3日以内のユーザーを強く追跡する」など、ユーザーのモチベーションによって配信の強弱をつけるのもよいでしょう。

このようにリマーケティングではターゲットごとに内容を調整した広告を配信できるため、結果として費用対効果も高くなります。

Google広告のリマーケティングを使う際の注意点

続いて、Google広告のリマーケティングを活用するときの注意点を3つ紹介します。

1.  新規顧客の開拓には不向き

リマーケティングは新規顧客の開拓には向いていません。あくまで一度自社サイトに訪れたユーザーを追跡するための機能であり、自社サイトに一度もアクセスしたことがない新規ユーザーにはアプローチできないからです。

しかし新規顧客の開拓を行わなければ、いつかは見込み客が枯渇してしまいます。

ディスプレイ広告の運用など、新規ユーザーに対する認知拡大のための施策もあわせて検討する必要があるでしょう。

2. ユーザーに嫌悪感を与えてしまう場合がある

一自社サイトに訪れたからといって、そのすべてのユーザーが見込み客とは限りません。見込み客ではない人に対して繰り返し広告を表示すれば嫌悪感を与えてしまうでしょう。

また見込み客であっても何度もしつこく広告が表示されれば印象は悪くなり、かえって逆効果になってしまう可能性があります。

リマーケティングを使う際は「広告を表示するユーザーを絞る」「広告の表示頻度を調整する」などの工夫を行い、ユーザーに不快感を与えないよう注意していきましょう。

3. ブランド毀損やアドフラウドの危険性がある

Google広告のリマーケティングでは「GDN(Googleディスプレイネットワーク)」が活用されています。

GDNとはGoogleがもつディスプレイ広告の配信ネットワークのことで、これを使うことによって幅広いジャンルや規模のサイトに広告を掲載可能です。その一方で広告配信先を完全には指定できないため、広告内容と関連性の薄い媒体に配信されてしまうケースも考えられます。

公序良俗に反するサイトなどに広告が表示されてしまい、ブランド毀損につながる場合もあるでしょう。

場合によっては、自動プログラムによって広告の表示回数を不正に増やす「アドフラウド(広告詐欺)」の被害に遭ってしまうこともあります。

多い場合で、広告費の40%がアドフラウドだったというケースも発生しております。

アドフラウドも様々な手口が確認されています。その手口に関してはこちらの記事をご覧ください↓

【関連記事】ネット広告詐欺はどのような手口で行われる?アドフラウドの手法9つ

アドフラウド対策ツール"Spider AF"とは?

弊社Spider Labsでは、そうした被害を防ぐ対策ツール「Spider AF」を提供しています。

Spider AFはブランドセーフティーやアドフラウド対策が可能な不正対策のオールインワンツールです。現状の被害を可視化できる無料トライアルもご用意していますので、ぜひこちらより詳細をご確認ください。

また実際にアドフラウドの検知方法についてはこちらの記事をご覧ください↓

【関連記事】アドフラウド対策ツール「Spider AF」のアドフラウド検知方法を解説!

Google広告のリマーケティングの設定方法

最後に、Google広告のリマーケティングの設定方法をみていきましょう。

1.リマーケティングタグの発行・設置

リマーケティングを行うには、まずはリマーケティングタグの発行・設置作業が必要です。

Google広告の管理画面を開き、画面上部の「ツールと設定」>「オーディエンスマネージャー」をクリックします。

画面左の「オーディエンスソース」を選び、Google広告タグの「タグを設定」をクリックします。

データソースの作成画面になったら「ウェブサイトへのアクセスに関する一般的なデータのみを収集して、お客様のウェブサイトの訪問者に広告を表示します。」を選択し、「保存して次へ」をクリックします。

リマーケティングを行いたいWebサイトにタグを設定しましょう。タグの設定方法は3種類のなかから選択可能です。

2.リマーケティングリストの作成

次に、リマーケティングで使うオーディエンスリストを作っていきます。

先ほど同様、画面上部の「ツールと設定」>「オーディエンスマネージャー」をクリックします。その後左側の「オーディエンスリスト」を選んで「+」をクリックします。

「ウェブサイトを訪れたユーザー」をクリックします。

オーディエンスリストの設定を行っていきます。設定が終わったら「オーディエンスを作成」をクリックして完了です。

<オーディエンスリストの基本的な設定方法>

  • オーディエンス名…わかりやすい名前をつける(例:サイト訪問後30日以内 など)
  • リストのメンバー…基本的には「ページを訪問したユーザー」を選択
  • 訪問したページ…対象とするページURLを入力。サイト内の全ページを対象とする場合は、サイトのトップページURLを入力する
  • 事前入力オプション…基本的には初期設定のままで問題ない
  • 有効期間…ユーザーが何日間オーディエンスとして残されるのかを入力。サイト訪問後30日以内のユーザーを対象とするなら「30」と入力する
  • 説明文…任意で入力 

3.キャンペーンの作成

最後に広告キャンペーンを作成していきましょう。

画面左の「キャンペーン」を選んで「+」をクリックします。

「新しいキャンペーンを作成」をクリックします。

キャンペーンで達成したい目標を選びます。ここで選んだものは自動化の設定などを行う際に役立ちますので、自社の目標に合ったものを選択してください。

続いてキャンペーンタイプを作成します。

その後の設定はどのキャンペーンタイプを選ぶかによって異なります。それぞれのターゲティング設定の部分で先ほど作成したリマーケティングリストを選択すれば、リマーケティング広告の配信準備は完了です。 

まとめ

今回はGoogle広告のリマーケティングについて、その種類やメリット・注意点などについて解説しました。

記事内でも説明したとおり、GDNを使うGoogle広告のリマーケティングはさまざまなメディアに広告が掲載されるため、ブランド毀損やアドフラウドにも注意しなければなりません。

実際にGDNを使っていてブランド毀損・アドフラウドがあったことを把握し、対策に取り組んだ企業様の声もございますので併せてチェックしてみてください。

【関連記事】13日間で73万円の被害額 青山商事「導入しないという選択はない」

【関連記事】有効なリードCPAが15%改善 ポーターズ「無効なリードを95%減らせました」

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