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【4月21日】最新グローバルアドテクニュースまとめ:2030年に予想される広告形態トレンド、TikTok、Eコマース向け広告配信提供に参入 、2020年に約90%の企業にモバイルマルウェア攻撃
2030年に予想される広告形態トレンドとは?
2030年のアドバタイジングは、それまでの10年間とは根本的に異なるものとなり、適応できない企業は次第に競争力を失っていきます。近い将来に広告業界を席巻すると予想されるトレンドがいくつかあります。
マーケティング・クラウドは、これからの広告に欠かせない要素と見られ、顧客とのマーケティング関係の構築とキャンペーンの管理をします。人工知能(AI)は、意思決定をサポートし、消費者の行動を分析したりキャンペーンを最適化してパフォーマンスを向上させるなど、広告分野での活用は当たり前になります。
プログラマティック広告は、デジタル広告の標準的な広告手法になると考えられています。大規模なアドテック企業は、専門性の高い小規模な競合他社をほぼすべて吸収し、一方その他の小規模なベンダーは、政策や法律の変更により淘汰されていくことが予想されます。
TikTok、Eコマース向け広告配信提供に参入
短編動画プラットフォームTiktokは、他のソーシャルメディアプラットフォームに続き、Eコマースに特化した広告フォーマットを導入します。Tiktokは、ブランドが自社製品を表示したり、興味を持ったユーザーをリターゲティングすることなど、セールやプロモーションができる新しいツールを展開する予定です。
同社は、コレクション広告やダイナミックプロダクト広告など、いくつかの新しいフォーマットをテストしています。コレクション広告では、ブランドが製品カタログとブランドビデオを組み合わせて、消費者を製品ランディングページに誘導することができます。また、ダイナミックプロダクト広告は、消費者のオンライン行動に応じて、自動的に商品をリターゲティングします。これらの新機能は、2021年の前半にリリースされる予定と見られています。
引用先:https://www.socialmediatoday.com/news/tiktok-previews-coming-ad-and-product-display-options/598336/
2020年、約90%の企業にモバイルマルウェア攻撃
2020年には世界のほぼすべての企業が少なくとも1回のモバイル・マルウェア攻撃を受けていると、イスラエルサイバーセキュリティ会社Check Pointが新しいレポートで述べました。
攻撃の93%はデバイス・ネットワークに起因しており、その内容は、フィッシングの試み(52%)、デバイス上に既に存在するマルウェアとのコマンド&コントロールサーバー(25%)、感染したWebサイトへのアクセス(23%)のいずれかでした。また、Check Point社は、公共のWi-Fiなどのセキュリティが確保されていないネットワークでは、デバイスやデータを危険にさらすことを目的とした中間者攻撃(MitM)が発生すると警告しています。
約97%の企業が、アプリケーション、ネットワーク、デバイス、OSの脆弱性など、複数の攻撃経路から発生するモバイルの脅威に直面しています。しかし、Check Point社はモバイル・デバイス管理(MDM)が攻撃者にとって新たな大きな標的となる可能性があると見られています。
引用先:https://www.infosecurity-magazine.com/news/over-90-of-organizations-mobile/
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