国内外の先端ソリューションを扱うKDDIグループのKDDIウェブコミュニケーションズ インハウス運用の限られたリソースで実現したアドフラウド対策とは?

国内外の先端ソリューションを扱うKDDIグループのKDDIウェブコミュニケーションズ インハウス運用の限られたリソースで実現したアドフラウド対策とは?
目的
課題
効果

KDDIグループでどのような規模の事業主でも使える国内外の先端ソリューションを展開するKDDIウェブコミュニケーションズ様。レンタルサーバーのCPI、低価格でSSL(インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組み)を提供するサービス、簡単ホームページ作成サービスジンドゥー、ユニコーン企業としてNASDAQ上場を果たしたTwillioの日本初の総代理店など多種多様な商材を取り扱っています。多数の商材を取り扱い、インハウスでマーケティングを行う中で、意識していなかったアドフラウドの課題。今回はパフォーマンスマーケティング部の吉田 崇様とQuan Jinji様に、Spider AFを導入するに至った経緯や事業の今後の展望をお伺いしました。

KDDIグループのなかでも挑戦的な風土が産んだ筋肉質なマーケティング組織

ーKDDIグループの中で貴社はどのようなサービスを展開されているのでしょうか。

吉田様:レンタルサーバーのCPI、ジンドゥー、Twillioなどを展開しております。

主に中小規模のBtoB企業から利用可能なサービスのため広いペルソナに向けて商材ごとに細かくマーケティング戦略を描いています。

自社開発・他社の商材問わずに扱う弊社ですがマーケティング領域は広告運用実務含めて全て内製化で対応しております。

またサービス領域は常に広げており、最近だと新しいコラボレーションやカルチャーのきっかけをつくり挑戦者を応援するコミュニケーションハブ 「SHARE LOUNGE 外苑前」と「FLAT BASE」の企画運営など、他のKDDIグループよりも新規サービスの立ち上げ含めチャレンジングな雰囲気であるのが特徴です。

日々の業務の中でもビジネスのスピード感と効率化はとても意識しています。

月数百万円、運用している広告効果を高めることが目標です

ー現状、3つのサービスでアドフラウド対策を導入していただいていますが、アドフラウド対策導入する前の広告配信状況はどうでしたか?

吉田様:広告運用をインハウスで行なっています。課題の連続ですが、現在の大きな課題はCookie、ITPの影響がマーケティング施策に出ていることです。

リマーケティング施策の効果は明らかに効率が悪くなりコンバージョンが付きにくくなってきた印象です。

さらに競合も出てきており競争が激しい状態となっています。代理店には頼らずに運用していると、その部分も自分たちでキャッチアップしなければなりません。

こういった広告業界の市況感もあり、最適なターゲットにどのように広告を届けるか、これは重要な命題になりつつあります。

クリエイティブを細かく調整し、PDCAを回す必要性がありますし、積極的にイベントやセミナーに参加して最先端の情報をキャッチアップする。

情報感度の高くバイタリティ溢れるメンバーと筋肉質な組織に磨きをかけることでこれを実現しています。

ー素晴らしい考えですね。そのような最先端のマーケティング事例のインプットをする中でアドフラウド対策のツール導入を検討されたのですか?

吉田様:そうですね。

やはり私たちの部署はパフォーマンスマーケティング部と銘打っている以上、商材により広告予算の大小あれど月数百万円以上の広告効果を最大化することは命題です。

そのためにも

①広告管理画面CV数以外の実オーダー数などを踏まえた効果分析

②無駄な広告費を適切にアロケーションする

③広告効果改善の施策・ツールの恒常的な検討

この3つは意識的に進めています。

その指針の中で、Jinjiがウェビナーで見つけたソリューションがアドフラウド対策のSpider AFでした。

トライアルの結果の3.45%のアドフラウド率が鳴らす警鐘。アドフラウドリスクは他人事ではない不安

ーではどのようなきっかけで「アドフラウド」について知りましたか??

Jinji様:ウェビナーに参加後にすぐに上申しました。元々、吉田はアドフラウドについて知っていましたが「うちでは被害ないでしょ」と一蹴されましたが、まず無料なのでトライアルしましょうと社内で無理やり検証してみました。

ー推進力が本当にすごいですね!そのトライアルの結果はいかがでしたか?

30日間での無効アクセスの割合期間内の無効アクセスが555件発生しており、全体の3.45%と予想以上の高いアドフラウド被害

トライアル期間中のディスプレイ広告における無効アクセス内訳。Botやデータセンターからのアクセスは広告効果にノイズが発生してしまう

Jinji様:吉田も私も目を疑いました。1ヶ月で広告費の3.45%と不正アクセスによる高い割合でアドフラウド被害にあっていることの事実が信じられなかったです。

トライアルを受けたタイミングで予算規模も大きくなかったので、規模関係なくかなりの広告が適切にアロケーションできていないのは驚愕でした。

特にデータセンターやBotなどのアクセスの数が多いことから、アクセスにノイズが入り正確な広告効果が測れず「無駄になっているだけならまだしも、自分たちの意思決定に歪みを生んでいるかもしれない」と驚きました。

Jinji様:また気にしているのはクリック等のBotなどのアドフラウドに止まりません。

ブランドセーフティの観点も非常に重要視しています。しかしながらパフォーマンスを追及するのが一番大きなKPIでした。

ただSpider AFであれば広告費の最適なアロケーションという切り口から、プレースメント(配信先)への配慮も可能でした。

無料トライアルではアクセスユーザーの解析以外に、配信しているブランド毀損リスクが高い、かつ広告効果が期待できない配信面の発見ができました。

こちらもまた想像以上に多くの配信面に配信されていることが分かり驚きました。

これらトライアルの結果からSpider AFは「低予算」で導入でき、かつ費用対効果と広告効果の改善が見込めると判断し導入に至りました。

そして何より、全て自動化で対応していただいているため、社内の工数が増えないことも大きなメリットでした。

インハウス運用をしている弊社にとってはありがたい限りです。

Spider AFの導入でCVRが最大26%増加。自動運用で広告効率を最大化へ

トライアル時と導入後の無効アクセス率の変化。

ー導入後の変化はありますか?

Jinji様:サイトの申し込みフォーム改修など様々な要因が考えられますが、広告予算が30%減少しているにも関わらず、ツールの導入前と比較してある商材では申込みのCVRが17%増加し、申込み以外のCVも含むと最大26%増加しました。

今回、良い結果が出ていますが、アドフラウド対策ツールは一度導入して終わりとは言えないので、継続利用した時にさらにCVRが上昇する事を期待します。

またアドフラウド対策を行ってから初月で無効アクセス率も0%台に低下しています。

今までアドフラウドの実態に気づいてないことを加味しても、いかに無駄に広告費を消化していたかが分かり、改めて見るとゾッとします。

ーSpider AFは工数を割かず自動的にアドフラウド対策ができるのですが、それは実感していますか?

吉田様:はい。自動化による工数削減は、実運用で実感しています。

弊社は前述の通りインハウスでスピード感を持って広告効果を出す必要があります。

つまり日々のPDCAをより早く高度に行っていきたいので、既にリソースは逼迫しています。

しかしながらSpider AFは導入後工数が増えることはありませんでした。

全て自動的に無駄な広告費をアロケーションするという点は、本当に助かっているポイントの一つです。

ー他にも社内からの好評な声はありますか?
ダッシュボード(サンプル画像)。

吉田様:どこにどれだけ不正があったかというのがダッシュボード(管理画面)で可視化されていることは、社内への共有ツールとして使用しています。

Spider AFのUIはアドフラウドに関して良く知らない人に対しても理解度が上がるなという印象です。

私自身もここでこんなに不正があるなんて知らなかったので、この分かりやすいダッシュボードきっかけで導入に至ったのも事実です(笑)

ー貴社のような大手企業になると導入後の効果を説明するのが大変だと思うので、このような形でSpider AFが寄与していることは嬉しく思います。

Spider AFの導入で事業拡大加速へ

ーアドフラウド対策で大切だと思うことはありますか?

吉田様:アドフラウドは不正なアクセスによる広告費の不正搾取から、意図しない広告配信面への配信によるブランド毀損などを孕んでいます。

「自社も被害に遭っている」と考え、率先的に被害に遭っていないか調査すべきだと思います。

驚きなのが、大手プラットフォームさんが「アドフラウド対策しています」と言われていても、実際対策が十分でないと感じています。

そのような観点ではSpider AFさんのようなアドベリツールを導入して自社の広告費を守るべきなのかなと感じます。

ーありがとうございます。弊社も満足していただけるようサービスのアップデートに日々取り組んでいますが、他にSpider AFに期待する機能などございますか?

吉田様:今でも十分アドフラウドを知らない社内の人に向けて共有をしやすいUIだと思います。追加の希望としては、ダッシュボードで不正に関する細かな情報や最新のアドフラウドの傾向などが分かれば嬉しいですね。

ー最後に、貴社のマーケティングの課題やSpider AFの活用含めた事業やサービス展望を教えてください

吉田様:まず、広告配信面における広告効果はどのくらいあるか?の観点で特にどのユーザーがどこでロストしたのかを明確化して広告運用に繋げたいと考えています。

他には広告運用でのPDCAを細かく回していきたいです。

この課題をクリアするため、Spider AFツールを用いて広告運用の最大化を妨げる不正クリックを減らし、マーケティング活動を加速させていければと考えています。

ー本日はありがとうございました!

大小様々な企業の事業課題を解決する株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズ

中小企業のお客様をICTソリューションを通じて支援。CPIのホスティング事業を基盤に、ジンドゥー、Twilio などのウェブサービス事業、農業IoTサービスてるちゃん を展開しています。2022年12月には「SHARE LOUNGE 外苑前」「FLAT BASE」をオープンしました。

URL:https://www.kddi-webcommunications.co.jp

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