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リーチとフリークエンシーの違いとは?設定方法と正しく理解すべき指標

Web広告の指標として勘違いされやすい「リーチ」と「フリークエンシー」をご存知ですか。両方とも広告の成果を分析する際に重要な指標として用います。本記事ではリーチとフリークエンシーの違いを徹底解説しています。Web広告の指標について理解を深めたい方は必見です。

リーチとフリークエンシーは勘違いされやすい概念ですが、両方とも意味が違います。

それぞれの概念の違いについて理解が深まると、さらに効率のいいWeb広告が運用可能です。

今回の記事ではリーチとフリークエンシーの違いはもちろん、フリークエンシーの最適な設定や調整方法もご紹介します。広告担当者は今回の記事をご参考に、より効果的な運用を目指しましょう。

 

 

リーチとフリークエンシーの違い

リーチとフリークエンシーの違いを簡単に表すと下記のとおりです。

  • リーチ:ユーザーに広告が表示された「人数」。多くのユーザーに情報を届けて、認知度拡大を目指す際に重視する項目。
  • フリークエンシー:1人のユーザーに広告が届いた「回数」。ひとりのユーザーに確実にアピールしたい場合に重視する項目。

ひとりのユーザーに広告が5回表示された場合はリーチ数が「1」、フリークエンシーが「5」というカウントになります。

「リーチ」と「フリークエンシー」の大まかな違いはこのような形になります。そこで、それぞれの項目の意味を詳しく知ると、より理解度が深められるでしょう。

 

リーチの意味について

リーチは出稿している広告を見たユーザーの人数を表す指標です。

見られた人数を表すため、数値が高いほど多くのユーザーが興味を持ったことがうかがえます。

もし、成果が思うように伸びない場合は広告のデザイン、キャッチコピー、クリエイティブに問題があるかもしれません。

ユーザー目線に立って「見やすい広告になっているか」「魅力が伝わるデザインやクリエイティブになっているか」確認しましょう。

 

フリークエンシーの意味について

フリークエンシーは出稿した広告に対して、1人のユーザーが接触した回数を表す指標です。

WebサイトやSNSを見ていて、同じ広告を何度も見た経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。その表示回数がフリークエンシーそのものです。

1人1人のユーザーの印象を深めて集客や販売促進につなげたい場合は、フリークエンシーを重要視した広告運用を行いましょう。

 

 

フリークエンシーを確認する方法

フリークエンシーを確認する場合、フリークエンシーキャップの設定が必要になります。

フリークエンシーキャップは、ディスプレイ広告や動画広告が1人のユーザーに表示される回数を制限する機能です。数値を高く設定すると、1人のユーザーに対して同じ広告を何度も配信できます。

Google広告、Yahoo!広告のどちらを活用するかで、設定方法が異なるので注意が必要です。ここからはGoogle広告、Yahoo!広告における2パターンで確認方法を解説します。

 

Google広告の場合

Google広告で確認する場合の手順は下記のとおりです。

1.管理画面を開き、設定したいキャンペーンを開いたあとに、「設定」をクリック

2.「その他設定」をクリックし、「フリークエンシーの管理」を開き、「設定を行う」にチェック

3.任意の単位、回数、期間を入力してフリークエンシーキャップを設定

管理画面で期間を選択した後、確認したいキャンペーンをクリック

「表示項目の変更」をクリックし、表示項目を「リーチの指標」にすることでフリークエンシーが確認できる

出典:リーチとフリークエンシーを測定する (Google 広告ヘルプ)

 

Yahoo!広告の場合

Yahoo!広告で確認する場合は下記の手順で実施します。

1.ディスプレイ広告の管理画面にアクセス

2.フリークエンシーキャップを設定するアカウントを選択し、上部にあるキャンペーンを押してキャンペーン一覧を表示

3.期間、回数、単位を選び、フリークエンシーキャップを設定したあと、「編集内容を保存」をクリック

4.管理画面で「レポート機能」をクリックし、「フリークエンシーレポート」を開くことで、フリークエンシーが確認できる

出典:パフォーマンスレポート・テンプレートの作成(Yahoo!広告ヘルプ)

フリークエンシーキャップについて(Yahoo!広告ヘルプ)

 

 

フリークエンシーを最適な設定にするためのポイント

フリークエンシーを最適な設定にする場合は、テストを行いながら改善を図るといいでしょう。

広告の目的を確認し、テストを行い分析しながら調整すると、自社の広告に最適な設定が見えてきます。

ここからは最適な設定にするためのポイントを2つに厳選して解説します。自社にとって最適な方法を見つけ出し、広告の効果を最大限に高めていきましょう。

 

1.広告の目的を確認する

フリークエンシーの最適な設定回数は明確化されていません。

広告の特徴、目的によって設定回数が異なるからです。また、成果を見ながら調整していく項目なので「〇回に調整すると有利」という風に考えるのは難しくなっています。

自社の新サービスをユーザーに覚えてもらうために広告配信を行っている場合は、回数を多めに設定するのがおすすめです。回数を少なくしてしまうと、ユーザーの印象に残らず認知の拡大につながりません。

広告の出稿する目的を再確認し、商品価格や出稿費に応じて予算を調整することも視野に入れながら、細かい改善を意識しましょう。

 

2.テストを行う

フリークエンシーを自社の広告に合わせて最適化する場合は、下記のPDCAサイクルを意識してテストしましょう。

例)

  1. Plan:新サービスをこれから発売するので、認知拡大のためにフリークエンシーを1日7回で設定する
  2. Do:実際に広告を運用
  3. Check:CV数やCPAを分析し、効果を数値で割り出し、フリークエンシーが最適だったか確認する
  4. Action:配信した広告の成果に応じてもう一度数値を設定する

1回のテストで最適化することは難しいので、何回かテストを行い自社にとって最適な設定を見つけ出しましょう。

 

 

フリークエンシーが高くなった場合の調整方法について

フリークエンシーが想定したよりも高くなった場合は、フリークエンシーキャップを設定しましょう。

同じユーザーへ広告を表示する回数を調整できるので、1人のユーザーに広告を表示する回数を抑えられます。

たとえばGoogle広告では任意の単位、回数、期間で調整できます。「週単位で5回、期間は1か月」というようにキャンペーンに合わせた具体的な設定が可能です。

ただ、複数のブラウザを使っているユーザーに対してはフリークエンシーキャップが正確に適用されません。スマホで上限回数まで表示された場合でも、PCではまた同じ広告が表示される可能性があります。

 

クリエイティブの差し替えを行うのも1つの手段

フリークエンシーキャップの設定だけではなく、広告の文章、バナーなどのクリエイティブも変えてみましょう。

ユーザーは何度も同じ広告を目にすると、不快に感じたり、飽きたりすることが多いので、定期的に微調整する必要があります。

アピールポイントを変えることで、あらためて広告に興味を持ってくれる可能性も高まります。フリークエンシーキャップの調整とクリエイティブの差し替えを行いながら、自社広告に合った設定を見つけましょう。

 

アドフラウドの可能性

今まで述べた項目をテストしたものの、思ったような効果が出ない場合は、アドフラウド(広告不正)の可能性もあります。

Spider AFでは広告不正の疑いが確認されており、実際にアドフラウドの手口として以下が挙げられます。

【関連記事】ネット広告詐欺はどのような手口で行われる?アドフラウドの手法9つ

【関連記事】リスクを最小限に抑えCPIメニューにチャレンジ!ROAS160%改善したアドフラウド対策とは?

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【推定年間被害額1000億円超え】 広告効果を劇的に悪化させるアドフラウドとは?

 

 

まとめ

広告を運用する場合、リーチとフリークエンシーを混同して考えてしまう場合も多いでしょう。

ただ、リーチは広告を表示した「人数」フリークエンシーは広告に反応した「人数」と明らかな違いがあります。それぞれの特徴を把握し、自社の目的に合わせた上で広告設定を行うとさらに高い効果が得やすくなるでしょう。

今回の記事ではフリークエンシーの最適化を行う方法についても詳しく解説しています。自社で広告運用を行う際に役立つ情報が多く記載されているので、ぜひ活用してみてください。

また、改善が見込まれない場合はアドフラウドの被害に見舞われている可能性もございます。Spider AFではこの記事ではご自身の会社が広告運用している媒体を横断したフリークエンシーを調査し、実施に被害にあっているか「無料」でアドフラウド診断も行っております。

詳しくアドフラウド対策に興味がある方は「Spider Labs」までお気軽にお問い合わせください。

 

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