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Yahoo!広告とは?運用を開始する際の手順・種類・注意点を一挙解説

Yahoo!広告とは?運用を開始する際の手順・種類・注意点を一挙解説
Yahoo!広告は、Yahoo!の検索結果やコンテンツページに表示される広告です。 興味関心の高いユーザーに効率よくリーチできる宣伝手法とされています。 今回の記事ではYahoo!広告の概要や運用方法・種類・運用時の注意点を解説します。
目次

Yahoo!広告は、Yahoo! JAPANをはじめとするさまざまなメディアでアプローチできる点が強みです。出稿する前に予算の組み方や始め方を理解しておくと、スムーズに運用を開始できます。今回の記事ではYahoo!広告の出稿手順・予算の組み方・運用時の注意点などを紹介するので、あわせて参考にしてみてください。

Yahoo!広告とは?

引用:Yahoo!広告

Yahoo!広告は、Yahoo! JAPANにて広告配信できるサービスのことです。ユーザーリーチ率がスマートフォン83%・PC64%と高く、さまざまなメディアや関連ネットワークに掲載されるため幅広いユーザー層にアピールが期待できます。

そして、Yahoo!広告には「検索広告」と「ディスプレイ広告(YDN)」の2つが用意されています。Googleと並んで、国内で主流となっているリスティング広告の1つです。

Google広告との違い

引用:Google

Googleの検索結果に表示される広告サービスが、Google広告です。Google広告とYahoo!広告のサービス内容は似ていますが、入稿文字数が異なります。

タイトル下に表示される説明文はGoogle広告が最大で90文字、Yahoo!広告は80文字となっているのが特徴です。文字量を多めにして訴求したい場合は、Google広告を活用すると良いでしょう。

また、Google広告とYahoo!広告の両者ともに掲載制限や販売制限がありますが、Yahoo!広告の方が厳しい傾向にあります。

Yahoo!広告を出稿する際は、広告掲載基準を細部まで確認しておくと良いでしょう。

Yahoo!広告の主な種類

Yahoo!広告には、主に以下の3つの種類の広告があります。

Yahoo!検索広告(リスティング広告)

・テキストによる広告

・クリック課金方式

・広告主が広告料金を自由に決定できる

Yahoo!ディスプレイ広告(YDN、運用型)

・動画や画像を使用できる

・クリック課金方式

・広告主が広告料金を自由に決定できる

Yahoo!ディスプレイ広告(YDN、予約型)

・バナー広告がメイン

・ビューアブルインプレッション保証方式

・500万円〜など高額の予算が必要

特に予約型のYahoo!ディスプレイ広告は、かかる費用が高い傾向にあります。

低コストで運用したい場合はYahoo!検索広告、運用型のYahoo!ディスプレイ広告のどちらかを活用しましょう。

Yahoo!広告を出稿するメリット

Yahoo!広告を出稿する最大のメリットとして、日本最大級のメディアであるYahoo! JAPANで出稿できる点が挙げられます。ユーザーリーチ率はスマートフォン83%・PC64%と高いため、幅広いユーザー層にアピールできるでしょう。

また、個別カウンセリングや掲載後のサポートも手厚く、バックアップが期待できるのも嬉しいポイントです。初めてリスティング広告を出稿する場合でも、安心して運用を継続できるでしょう。

Yahoo!広告を出稿するデメリット

Yahoo!広告を出稿するデメリットとして、審査が厳しい点が挙げられます。Google広告よりも厳しい基準を設けているため、ポリシーを十分に確認することが大切です。

また、検索広告とディスプレイ広告で、管理画面が異なる点にも注意が必要になります。2つの広告を運用する際は管理が煩雑になりやすいため、ミスがないように十分に確認しながら運用しましょう。

Yahoo!広告を出稿する際の予算の組み方

Yahoo!広告の予算の組み方としてはさまざまな方法がありますが、一般的なのがコンバージョンから逆算する方法です。

計算する場合は、以下の計算式を活用しましょう。

  • 予算=コンバージョン獲得目標数×目標CPA

目標CPAは、1件のコンバージョン獲得でかかる広告費のことを指します。目標CPAは広告出稿する「宣伝するサービスの価格」から「確保したい利益額」を差し引くことで、算出することが可能です。

例えば宣伝するサービスの価格が10,000円で、確保したい利益額が6,000円の場合は、目標CPAが4,000円になります。

上記の設定を踏まえたうえで、具体例を見てみましょう。

【具体例】

  • 宣伝するサービスの価格:10,000円
  • 確保したい利益額:6,000円
  • 目標CPA:4,000円
  • コンバージョン獲得目標数:80件

【計算式】

80件×4,000円=320,000円(使える広告費)

このようにシンプルな計算式で導き出せるので、予算組みを行う際は活用してみましょう。

Yahoo!広告の始め方

Yahoo!広告を始める際は、以下の手順で準備しましょう。

  1. Yahoo! JAPANビジネスIDを作成する
  2. 広告管理画面に入る
  3. 各種設定を済ませる
  4. 実際に広告掲載、運用を開始する

ここからは、それぞれの手順について詳しく解説します。

1. Yahoo! JAPANビジネスIDを作成する

引用:Yahoo!広告

Yahoo!広告を始める場合はまず会社情報、管理者情報などを入力しましょう。情報を入力して問題がなければ、Yahoo!広告の運用に必要なYahoo! JAPANビジネスIDを取得可能です。

各種情報を入力した後は、SMS認証または音声ガイダンスの認証を受けることで、Yahoo! JAPANビジネスIDに関する手続きが完了します。

2. 広告管理画面に入る

Yahoo! JAPANビジネスIDを取得した後は、専用の管理画面にログインしましょう。ログインすることで、すぐに広告運用を開始できます。

広告運用の経験があまりないという場合は「かんたんDAS」がおすすめです。少ない手順で広告運用を簡単に始められるため、よりスムーズに動き出せます。

3. 各種設定を済ませる

Yahoo!広告の管理画面に入った後は、各種設定を済ませましょう。特にクレジットカードの情報は支払いに関わるため、優先するのがおすすめです。

使用できるクレジットカードのブランドは以下の5つです。

  • VISA
  • Master Card
  • JCB
  • ダイナース
  • American Express

銀行口座からの振込も可能ですが、アカウント残高に反映される際に3営業日ほどかかります。

すぐに支払い対応させたい場合は、クレジットカードでの支払いを設定しましょう。

4. 実際に広告掲載、運用を開始する

各種設定が完了した後は、自社が想定している設定で広告運用を開始しましょう。特に優先すべきなのが、出稿するキーワードや1日の予算です。

広告を本格的に運用開始する前に、明確に決めておくとスムーズに動き出せます。設定が完了した後は、Yahoo!側で約3営業日で広告審査が完了します。

Yahoo!広告は掲載基準が厳しいので、使用するキーワードやクリエイティブは細部まで確認しておきましょう。

Yahoo!広告を運用する際の注意点

Yahoo!広告運用する際は、以下の注意点があります。

  1. 広告の種類における違いを理解して運用を始める
  2. 女性ユーザーが多いことを理解しておく
  3. お役立ち機能を活用する
  4. アドフラウド対策を行う

いずれも重要なポイントなので、必ずチェックしておきましょう。

1. 広告の種類における違いを理解して運用を始める

Yahoo!広告は、Yahoo!検索広告とYahoo!ディスプレイ広告に分かれています。

引用:Yahoo!

検索広告はテキストのみの表示となり、キャッチコピーや広告文の作り込みが大切です。

基本的にはYahoo! JAPANの検索結果ページに掲載され、ユーザーの検索キーワードに関連する広告を表示します。

引用:Yahoo!

一方でYahoo!ディスプレイ広告は、広告文だけではなくバナーを用いて訴求できます。文章だけでは伝わりづらい商品・サービスを扱っている場合は、Yahoo!ディスプレイ広告の方がおすすめです。

また、Yahoo!検索広告と異なり、Yahoo! JAPANのサービスやパートナーサイトにも掲載できます。Yahoo!検索広告、Yahoo!ディスプレイ広告の両方の違いを理解したうえで検討しましょう。

2. 女性ユーザーが多いことを理解しておく

Yahoo!は女性が多く利用しており、特に30代の女性が多いのが特徴です。30代の女性をメインターゲットにする場合は、Yahoo!広告が向いています。

一方で20代の女性は、Googleを利用していることが多いのが特徴です。自社のターゲット層を見極めたうえで、Yahoo!広告とGoogle広告のどちらを使うのか決めましょう。

3. お役立ち機能を活用する

Yahoo!広告には、主に以下のお役立ち機能が搭載されています。

  • 広告掲載に必要なキーワードの提示
  • ウェブサイト内のページや電話番号に対する誘導
  • 目的に応じた入札価格の自動調整
  • 検索されたキーワードの調査

また、Yahoo!広告ではアフターサポートなども実施しています。広告運用で困ったことがあれば、サポートサービスを活用してみると良いでしょう。

4. アドフラウド対策を行う

一般的に広告を出稿すると、自社が意図していない配信面に広告が掲載される場合があるので注意が必要です。また、Yahoo!広告だけでなく、google広告やSNS広告でも起こります。

放置しているとクリックを偽装されたり、ボットが広告をクリックし続けて広告費を無駄に発生させたりという被害があります。上記のような広告被害は、通称「アドフラウド」と呼ばれ、そこで広告費を無駄にしないためにも、アドフラウド対策を行いましょう。

弊社ではアドフラウド対策ツールとして「Spider AF」を提供しています。

Spider AFでは、以下の対策が可能です。

  • イタズラによるクリックなどを検知。場合によっては、広告費を返金してもらえる
  • 競合からの無駄なクリックを未然に防げる
  • アダルトサイトや低品質なコンテンツを投稿するサイトへの掲載を防止できる

広告費の無駄を抑えたい場合は、以下のリンクからまずは自社サイトの無料診断を受けてみましょう。

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実際にYahoo!広告を使ってみましょう!

Yahoo!広告は使いやすく、サポートもついているため、初めて広告運用をする場合でも問題ありません。主な広告は3種類存在しており、それぞれの違いを理解した上で運用する必要があります。

今回の記事では、Yahoo!広告の始め方も記載しているので、運用する際の参考にしてみてください。広告運用の効果を最大限に高めるためには、アドフラウド対策が重要です。

自社サイトにアドフラウド被害がないか、まずは無料で確認しましょう。 

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