急成長企業がテレビ・タクシーCM実施前に行うべきアドフラウド対策。 無駄になっている膨大な広告費を最適にアロケーションする手法とは?

急成長企業がテレビ・タクシーCM実施前に行うべきアドフラウド対策。 無駄になっている膨大な広告費を最適にアロケーションする手法とは?
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最先端のECプラットフォーム「ecforce」を提供するSUPER STUDIO様。競合も多いECカートという市場でも著しく成長し、2022年6月に大型の資金調達も実施。なかやまきんに君を起用した第2弾のCM放送を開始し、成長と同時に投下する広告費が増えることで顕在化するアドフラウドの問題。今回はマーケティンググループデジタルマーケティングユニットの草川寛貴様に、Spider AFを導入するに至った経緯や成果に関してお伺いしました。

※2022年11月時点の情報となります。

ecforceだけではない。ブランドホルダーだからこそ提供できる価値

ーSUPER STUDIOさんの事業内容をまず伺ってもよろしいでしょうか?

 弊社のメイン事業はSaaS型のECプラットフォーム「ecforce」の開発・提供です。また、D2C事業として自社で食品やアパレルなどのブランドを複数運営しています。

創業当初は自社でD2C事業を行っており、当時は他社のカートシステムを利用していました。しかし自分たちで事業を動かしていくと、当時利用していたカートシステムには痒いところに手が届かない、使いづらい点が多く、それが発端となり自社開発のECプラットフォーム「ecforce」が誕生しました。

現在も自社でD2Cブランドを多数運営しており、そこで培ったノウハウやカートシステムの使いづらい点をスピーディーにecforceに機能反映していくことでプロダクトを磨くことができています。

ecforceの開発・提供をしながら、一方でD2C事業者の側面もあるため、ecforceのお客様と同じ目線に立つことができ、他社と差別化が図れているポイントになっています。

あくまでシステムベンダーではなく、私たちはEC/D2C企業のより良いパートナーであるべきだと考えています。

ースタートアップとしてSaaSとD2C、2つの事業軸を展開されているんですね。現在この事業はそれぞれどういったフェーズなのでしょうか?

 ecforceはすでに出来上がっていてお客様にご利用いただいているサービスであり拡大期フェーズと考えています。

D2Cブランドに関しては、複数ブランドがありジャンルも様々なので、社内で無数の0→1があるイメージです。

大型調達でアクセルを入れるマーケティング施策

ー 2022年6月に大型の資金調達も行いましたが、ecforce事業での現在の広告予算やマーケティング施策を教えてください。

 2021年からマス広告やタクシー広告への出稿など、ブランディングを意識した施策にも注力し、マーケティング費用はアクセルを踏んでいます。

獲得系のデジタル広告をメインに置きつつ、ブランディングの観点も取り入れながらバランスよくプランニングしています。

ー ブランド意識も持ちつつ、現在かなり獲得広告にも力を入れてらっしゃるんですね。現在デジタル広告はどういった内訳で施策を実施しているのでしょうか?

 デジタル広告への投下が全て獲得目的だと思われがちですが、8割がリード獲得の目的で残りの2割ほどは動画広告などの認知獲得目的での出稿です。

獲得系の施策の中でもホワイトペーパーには特に力を入れており、現時点で24本ほどリリースしています(2022年11月時点)。また、ウェビナーへの集客や顕在化しているお客様へのお問い合わせや資料請求施策も行っています。

広告予算上昇のタイミングで顕在化したアドフラウドの脅威

ー やはりそういった広告費が上がったタイミングでアドフラウドについて気にし始めたのですか?

 そうですね。実はアドフラウド対策ツールは、過去に紹介を受けたことがありました。

しかしマーケティングチームが立ち上がって間もない時だったため、当初は予算規模もそこまで大きくなく、広告費以外の予算を潤沢に確保できていた状況ではなかったのでツールの導入には至りませんでした。

しかしSpider AFさんから、テレビCMを実施する前のタイミングでブランドセーフティの観点からご提案を頂きました。

これからCMを実施する上で、自分たちが予期せぬところでブランド毀損があってはならないと考えていたタイミングでもあったので、タイミングよくお話を伺う機会を作っていただけました。

これまでは対策らしい対策ではありませんが、週に一回配信メディアの目視チェックを行っていました。

例えば、CTRが異常値で明らかにアドフラウドだろうと推測できるものは確認してブロックしていました。一時はディスプレイ広告を止めるぐらいアドフラウドの被害が多かったこともあります。

目視チェック自体は一回5〜10分ぐらいで終わる作業でしたが、人力でなくもっと効率化していけないかと感じていました。

ーそういった背景があったのですね!そんな中、Spider AFを導入するに至った理由や決め手や無料トライアルのご感想を伺ってもよろしいでしょうか。

 まず導入の決め手ですが、Spider AFのツールコストに対してブロック出来る費用感を考慮すると、明らかに費用対効果が得られるという点です。

当時は広告予算が上がることはわかっていたので、もっとアドフラウドの被害も増えるだろうと想定しており、無料診断後にそのまま導入しました。

また先ほどお話しした通り、ブランド毀損のリスクもありました。

テレビCMやタクシー広告などのマス広告にトライするとブランド毀損リスクも上がります。

マス媒体の実施後は指名検索のリスティング広告で効果を計測することも考えると、マス広告を実施するならアドフラウド対策は必須なのではと思いました。

ーSpider AF導入後の効果実感はいかがでしょうか。

 やはり平均3%ぐらいはアドフラウドがあるという予想通りの結果でした。

この3%は数字だけを見ると少ないと感じるかと思いますが、広告予算が増加しているタイミングだと膨大な金額がアドフラウド被害にあう計算です。

導入しなかったらと考えると恐ろしいですよね。

また、アドフラウドの懸念を残したまま施策を動かしていくことは、マーケティングチームとして本質的ではないと考えています。

アドフラウドの手口は日々アップデートしているため、その対策にかかる時間や工数をいかに抑えられるかが重要です。だからこそSpider AFのように、アップデートしてくる敵に対して即座に対処してくれるサービスを使うのが最適だと考えています。

私個人としては、極力工数をかけずに、精度の高いツールを使うことが望ましいと思っています。

ーありがとうございます。そんなSpider AFの導入ですが、他のツールと比較はされましたか?

 元々アドフラウド対策と言えばSpider AFというイメージがありました。

もちろん他社サービスと比較検討しましたが、Spider AFと比べると他社はとてもコストが高かったり設定が複雑だったりしたので、導入には至りませんでした。

ーSpider AF導入後、どのように利用されているか教えていただけますか?使う頻度や誰が活用しているかなどをお伺いしたいです。

 私が一人で管理運用しており、月に一回いただくレポートは必ず確認しています。

そのタイミングで管理画面やダッシュボードを見る程度で、手離れよく自動化していただけているのは本当に助かっています。

また先日のアップデートで、除外金額がダッシュボードから非常にわかりやすくなったので助かっています。

ーSpider AFを導入して最も変わったことを教えてください。また導入前の課題は解決しましたか?

 導入前の課題はもちろん解決しました。

大きな成果で言うと、やはりアドフラウドのようなノイズを除去できたことですね。

広告運用において不正コンバージョンの被害などを受けると、広告効果が悪化し最適化が崩れてしまいます。

例えば、アドフラウドサイト経由でデタラメな名前でCVされてしまうと、元々のCPAが1万円から急に1,000円で取れると媒体側が学習してしまい、配信面がアドフラウドサイトに寄ってしまいます。

CPMも上昇しているのでアドフラウド業者からすると儲かるのだと思いますが、こういったいたずらが20件〜30件と増えたりするんです。

そうなると媒体側の学習もうまく行かずリセットされてしまいます。

またSFA・MAツールに自動連携しているため、CVしたお客様のリストを整える作業も発生することになります。

このような事象が頻繁に発生していましたが、Spider AF導入後には頻度はかなり下がりました。

ーアドフラウド対策することで広告効果がしっかりと担保されたといえそうですね!そして直近弊社ではお客様から不正CVのお悩みを受け不正コンバージョンブロッカーという広告経由以外の不正・いたずらCV対策の機能もリリースしたばかりなので、やはり不正CVにみなさん悩まされているんだと認識することができました。最後の質問ですがSpider AFの活用を含めて事業やサービスの展望を教えていただけますか?

 ecforceのマーケティング組織は、これからまだまだたくさんのことに挑戦していくフェーズです。

今後多くのリードを獲得するために配信媒体を拡大していく上で、アドフラウドがあるから挑戦できないというネガティブな側面を払拭してくれるSpider AFさんのような会社とお付き合いし、マーケティング効果を最大化させていきたいです。

また、オンラインの施策だけでなくオフラインの施策も展開し、ecforceのマーケティング活動を加速させていきたいと考えています。

ーありがとうございました!

取材対応

■ECプラットフォーム「ecforce」https://ec-force.com/

■EC/D2Cナレッジメディア「success board」https://ec-force.com/blog/

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