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【3月17日】最新グローバルアドテクニュースまとめ:ブランドの広告内容ミスマッチで65%の消費者に大きく影響、Googleユーザー識別「PPID」の新提案を発表、消費者をデータ戦略の中心に据える

【3月17日】最新グローバルアドテクニュースまとめ:ブランドの広告内容ミスマッチで65%の消費者に大きく影響、Googleユーザー識別「PPID」の新提案を発表、消費者をデータ戦略の中心に据える
【3月17日】最新グローバルアドテクニュースまとめ:ブランドの広告内容ミスマッチで65%の消費者に大きく影響、Googleユーザー識別「PPID」の新提案を発表、消費者をデータ戦略の中心に据える
目次

広告内容ミスマッチで65%の消費者に大きく影響、高まるブランドセーフティ重要性

2020年に発生したパンデミックなどの出来事により、フェイクニュース、ヘイトスピーチやその他の悪質なコンテンツが増大しました。それが消費行動を抑止し、広告主の収益に影響する可能性がある中で、ブランドセーフティの必要性が高まりました。

 

消費者の87%は、企業が安全なコンテンツと並行して広告を掲載する責任があると考えています。そして、企業のデジタル広告を虚偽または誤解を招くコンテンツと見なした場合、消費者の65%がそのブランドや製品の購入を取りやめる可能性が上がります。

 

アジア太平洋地域(APAC)では、ブランドセーフティの適合性に関するインシデントが増加していますが、APACの企業が適合性戦略を採用し、改良し続けることで、入札前またはプログラマティックの過程において、このインシデントは減少すると予想されています。さらに、企業はメディアへの投資についてより透明性の高いインサイトを得るために、検証プロバイダーとの提携の重要性を認識してきています。

引用先:https://www.exchangewire.com/blog/2021/03/08/expanding-on-brand-safety-for-an-evolving-digital-world/
 

Google、ユーザー識別「PPID」の新提案を発表

Googleは先日、パブリッシャー指定の識別子(PPID)の新たなCookieレス広告の仕組みを構築していることを公式ブログに発表し、プライバシー保護を優先しつつ、パーソナライズされた広告を配信できる方法をテストしています。

 

PPIDとは、他の識別子と一緒に使用でき、広告リクエスト内に設定される必要があります。PPIDはクロスデバイス対応の識別子で、他の識別子を使用できない状況(サーバーサイドのリクエスト時やパソコン向けのアプリ内など)でも使用することができます。

 

今回の新提案により、パブリッシャーはファーストパーティーCookieを使用しユーザーにPPIDを割り当てて、Ad Managerで暗号化されたPPIDを送ることが可能になります。また、あらゆる規模のパブリッシャーがAd Managerでファーストパーティデータを簡単に利用できるための新機能のテストも行っています。

引用先:https://blog.google/products/admanager/helping-publishers-thrive-todays-privacy-environment/
 

消費者をデータ戦略の中心に据える

テレビとプレミアムビデオのプラットフォームは好調で、サードパーティCookieに依存しないコネクティッドTV(CTV)やアプリケーションを通じて配信され、場合によってはサブスクリプションサービスで認証されるモバイル広告インプレッションなど、デスクトップを超えた規模の拡大に成功しています。

 

AppleのIDFAやGoogleのサードパーティCookie廃止、その他政府のプライバシー規制の変更など、多くのアドテクノロジーの革新を促しており、この問題に取り組む企業が増えています。現在、広告主をはじめとする関係者は、プラットフォーム間でデータを調整し、新たなデータ戦略を策定する必要があります。

 

プライバシー保護を追求する継続的な開発は、最終的には広告業界を信頼と透明性のあるエコシステムへと導くものです。プライバシー保護の管理を実現し、マーケティングの効果や広告運用を向上させるために利用できる方法は数多くありますが、データの完全性とプライバシー保護を確実に維持するためには、業界の相互運用可能なエコシステムを構築することが必要です。

引用先:https://adage.com/article/freewheel/putting-consumer-heart-data-strategy/2320106

 

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