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【2月3日】最新グローバルアドテクニュースまとめ:Google新広告ターゲティングを公開、ブランドセーフティ注意、ゲーム業界にとって有害の誤解を招く広告
Google、ポストCookie時代に新たな広告ターゲティングを公開
Googleは月曜日、サードパーティCookieをFederated Learning of Cohorts(FLoC=コホートの連合学習)に置き換える計画の詳細を公開しました。そこで、共通の関心を持つユーザーをグループ化し、閲覧履歴をオフラインとし、広告を保存するために「Trustedサーバー」を使用することを提案しています。Googleの代替案では、サードパーティCookieと比較して、広告主やメディアにとって、100円あたりのコンバージョンが最大5%低下すると主張しています。
Googleは、昨年プライバシーサンドボックス(Privacy Sandbox)の一部として公開したFLoCに対しテストを実施しました。その結果、新たな広告ターゲティングが「Cookieベースのアプローチとほぼ同等の効果」があり、FLoCがサードパーティCookieの「効果的な代替」であることを示しました。
プライバシーサンドボックス、サードパーティCookieのようなトラッキングメカニズムに依存せず、ビジネスを支援するためのプライバシー保護APIセットを提案するGoogleの取り組み、そして大手アドテク企業からのフィードバックにより、マーケターがサードパーティCookieを使わずに独自のオーディエンスを展開するための新たな提案も行われています。
引用先:https://which-50.com/google-reveals-its-privacy-first-online-advertising-overhaul/
「ブランドセーフティ」への間違った取り組みがさらなる被害をもたらす
ここ数年、ブランドセーフティの話題が大きく取り上げられていますが、これは諸刃の刃であり、取り組み方によっては、かえって悪い結果を生みかねません。ブランドセーフティ技術の使用によりニュースサイトのような優良メディアに害を与えたり、フェイクニュースや悪質なサイトに多くの広告予算も割かれているのが現状です。
例えばブランドセーフティ技術は、米国の主要ニュースサイトに「コロナウイルス」や「BLM」などの特定キーワードが掲載されると広告をブロックするので、合法的なニュースサイトに不利益を与えてしまいます。さらに、そこで使われなかった広告予算は、フェイクニュースやヘイトスピーチ、悪質なサイトなど、プログラマティックサプライチェーンに含まれているサイトに流れているケースもあるのです。そのため、ユーザー自身が調べた際のキーワードに連動する広告を表示させる検索連動型広告に注力するの検討してみましょう。
引用先:https://www.forbes.com/sites/augustinefou/2021/01/28/throw-the-brand-safety-out-with-the-bath-water/?sh=2a2b7b23232c
誤解を招くゲーム広告は、ゲーム業界にとってどれほど有害なのか?
モバイルアプリやオンラインゲームプラットフォームでは、ゲームを無料でプレイするために広告が強制的に表示されますが、それを利用したアドフラウドが増加しています。他のプラットフォームでは、各広告がゲームに準拠していることをアドベリフィケーションが確認することによって、意図した通りの広告が表示されます。
例として、Playrixが提供している「Homescapes」や「Gardenscapes」の広告には、ユーザーから様々な批判が寄せられています。ゲームの広告に惹かれてプレイしてみると、実際の内容は有名ゲームCandy Crushとほぼ同じものだったということです。Playrixのゲーム広告は最終的に誤解を招くと裁定され、英国ではその広告の配信が禁止されました。Playrixだけでなく他の大手ゲーム会社にも同じような行為があったため、ユーザーの期待を裏切る結果となり、詐欺的なゲーム広告はゲーム業界に大きな被害をもたらしています。
引用先:https://www.gamespace.com/all-articles/news/how-harmful-to-the-industry-are-misleading-gaming-ads/
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