記事

【SNS広告編】CPC(クリック単価)高騰の原因と対処方法

【SNS広告編】CPC(クリック単価)高騰の原因と対処方法
【SNS広告編】CPC(クリック単価)高騰の原因と対処方法
目次

近年WEB広告の中でも急速に広がりを見せているのはSNS広告です。

SNS は連絡手段としてはもちろん、様々な機能が追加されており日常生活に欠かせないツールとなっています。

SNS広告はユーザー数が非常に多いことから、広告媒体としても非常に人気です。

しかし、SNS広告も人気が高まっているため広告費用も年々高くなってきています。SNS 広告運用している方の中でも、広告費用がかさみ悩まれている方も多いのではないでしょうか?

SNS広告においても課金方式はCPCは採用されていますが、このCPCを改善することでSNS広告における費用も改善できる可能性があります。

そこで今回はSNS 広告におけるCPCが高騰する要因と改善策について解説をしていきます。SNS 広告の費用が高くなって困っている方はぜひ参考にしてみてください。 

各SNS広告でのCPC(クリック単価)採用状況

それでは実際に各主要なSNSでのCPC採用状況についてまとめていきます。

各種SNS及びCPCに該当するキャンペーンに関して以下の通りとなります。

Facebook広告

  • トラフィック
  • エンゲージメント
  • アプリインストール

Instagram広告

  • トラフィック
  • アプリインストール
  • コンバージョン

Twitter広告

  • アプリインストール
  • ウェブサイトのクリック
  • アプリのエンゲージメント

LINE広告

  • 画像広告

主にウェブサイトへのアクセスを目的に広告を出稿する場合にCPCが採用されています。

Facebook広告編:CPC高騰の原因と解決策

Facebook広告では主に2つ理由が考えられます。

1.ネガティブな反応

広告に対するネガティブな反応でCPCが高騰しているケースです。

ネガティブな反応とはユーザーが広告を非表示にさせるなどの反応のことです。

ネガティブな反応が多いと「低品質な広告」と判断され広告が表示されにくくなるため、CPCが高騰しやすくなります。

2. テキストが多すぎる

広告画像の中にテキストが多く入っているケースです。

Facebookの規則上、広告画像内のテキスト割合が多い場合、低品質な広告と判断されてしまいます。

実際にFacebook公式ページにおいても、画像内のテキスト量を見直すことでパフォーマンスが改善すると発表しています。

3.Facebook広告のCPC改善方法、テキストは20%以下に!

Facebookは広告の品質が広告費用の大きな決定要因となるため、既存の広告を改善することが重要です。

主にクリエティブ(広告画像)が問題となることが多いので、画像内のテキストの含有率にも注意しながら反応率の良いクリエイティブを目指していきましょう。

テキストの含有率は画像の20%以下に抑えることがFacebookより推奨されています。

参考:FACEBOOK for Business「広告画像のテキストについて」

Instagram広告編:CPC高騰の原因と解決策

1.広告のクリック率が悪い

クリック率が悪いと広告を表示できる機会が少なくなり、入札の機会が減ります。

そのためCPCが高くなりやすい結果に繋がります。

2. 広告の関連度が低い

「広告の関連度が低い」と判断されると、低品質な広告という扱いになります。

広告表示の機会が減少しCPC高騰に繋がります。

3.Instagram広告のCPC改善方法、ターゲティングとクリエイティブを見直す

Instagram広告のCPC改善のためには、ターゲティングの見直しが必要です。

クリック率が低くなる要因は、ターゲット外の意図しないユーザーに広告配信している可能性があることです。またInstagramにおいても広告品質がCPCの決定要因になります。

Facebook同様、ユーザーから反応の得られやすい適切なクリエイティブを制作していきましょう。

Twitter広告編:CPC高騰の原因と解決策

Twitter広告は、主に広告品質の低さと人気ジャンルの広告出稿が原因として考えられます。

広告品質は、他SNSと同様のため詳細は省きます。

人気ジャンルでの広告出稿は競合が複数参入するため入札価格も高騰しやすくCPCも上昇しやすくなります。

Twitter広告のCPC改善方法、共感度がカギ

Twitterの広告品質を上げるには、ユーザーからの共感度をアップさせることが重要です。

広告に対しユーザーがどれだけ反応するかが重要となります。ユーザーの共感を得られやすい広告を設定することがTwitterでは重要です。

広告品質スコアは「関連性」や「リーセンシー(新規性)」が決定要因となっています。

この2つの要因にも気をつけて品質の高い広告を作り上げていきましょう。

LINE広告編:CPC高騰の原因と解決策

LINE広告では特に競合の多いジャンルや業界で広告を出稿することでCPCが高騰しやすくなります。

前述したとおり、競合の多いジャンルでは自然と入札単価も上がります。

LINE広告のCPC改善方法はAIの活用

LINE広告においてもクリエイティブの質を高めることは非常に重要です。

反応率の良いクリエイティブを作成できれば、広告が表示されやすくなり、入札に参加できる機会も増えるためCPCを下げることができるでしょう。

また、入札戦略もCPCに影響します。手動入札は属人的かつスキルが求められるため、適切な入札単価で入札するのはなかなか難しくなります。

自動入札を活用することでAI が適切な入札参加に自動設定してくれるため、CPCも安定して低くなりやすいです。ぜひ積極的に活用していきましょう。

広告効果が出ないのはアドフラウド(広告詐欺)が原因かも

広告運用は様々な効果検証が必要となってきます。ただ、どんなに見直しを行っても効果が出ないことがあります。

もしかしたら、それはアドフラウド(広告詐欺)が原因かもしれません。

アドフラウドとは広告主から不正に広告費を搾取されており、その企業の広告費の流入先が実は反社会勢力に流れている可能性も。実際にアドフラウドどのような手口かは以下の記事をご覧ください

【関連記事】ネット広告詐欺はどのような手口で行われる?アドフラウドの手法9つ

アドフラウド(広告詐欺・広告不正)って何?

そもそもアドフラウドって何?企業にとってどんな影響があるの?と疑問にお持ちですか?

そのような方に向けたウェビナーを開催しました。

サクッとアドフラウドについて知りたい方は以下オンラインコンテンツをご覧ください。

▶︎▶︎【推定年間被害額1000億円超え】 広告効果を劇的に悪化させるアドフラウドとは?◀︎◀︎

まとめ

ここまでSNS広告におけるCPCが高騰する原因と対策について解説してきました。

SNSによって微妙に原因は異なりますが、基本的には広告の品質が問題になるケースが多いです。反応率の悪い広告はCPC が高騰しやすいので、改善をしていきましょう。

また、リスティング広告とディスプレイ広告のCPC改善に関しては以下記事をご覧ください

【関連記事】【リスティング広告編】CPC(クリック単価)高騰の原因と対処方法 

【関連記事】【ディスプレイ広告編】CPC(クリック単価)高騰の原因と対処方法

▶︎▶︎2024年アドフラウド調査レポートを公開しました◀︎◀︎

Spider Labsの最新アドフラウド調査レポートを公開しました。

今回のSpider AFでの調査では2023年の1年間で解析したウェブ広告の29億2,500万クリックのうち、約4.9%にあたる1億4,332万クリックがアドフラウドであることが判明。これはおよそ71億6,625万円(1クリックあたり50円で計算)規模のアドフラウド被害があったと推測しております。

他にも新たに検出されたアドフラウド被害事例や、詳細数値が無料でご覧いただけます。

ぜひ以下リンクよりご覧ください。

>>ダウンロードはこちら<<

Spider AF