プレスリリース

アドフラウド対策ツール「Spider AF」、IP Blocklist APIサービスをadstirへ提供開始。無効トラフィック対策の観点からSSP健全化に大きく貢献します。

アドフラウド対策ツール「Spider AF」、IP Blocklist APIサービスをadstirへ提供開始。無効トラフィック対策の観点からSSP健全化に大きく貢献します。

株式会社Spider Labs(東京都港区、代表取締役社長:大月 聡子、スパイダーラボズ以下Spider Labs)は、アドフラウド対策ツール「Spider AF」内サービス、IP Blocklist APIをユナイテッドマーケティングテクノロジーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊良子 真史、以下UNITED)のアドプラットフォームサービスをadstirに提供したことをお知らせします。

株式会社Spider Labs(東京都港区、代表取締役社長:大月 聡子、スパイダーラボズ以下Spider Labs)は、アドフラウド対策ツール「Spider AF」内サービス、IP Blocklist APIをユナイテッドマーケティングテクノロジーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊良子 真史、以下UNITED)のアドプラットフォームサービスをadstirに提供したことをお知らせします。

◆連携した背景

元々、デジタル広告における不正対策強化に積極的であったUNITED様。2019年から国内最大規模のSSPとして業界の透明性を高めるためSpider AFを導入。これまではアドフラウドに関して網羅性のある情報がなく、改善の余地がない状況でしたが、Spider AFを活用したことで不正なメディア枠を多い時で100以上配信停止することに成功しました。(※1)。

今回 IP Blocklist APIを導入することで、デマンドサイドに提供する在庫を一層クリーンなものにし、かつこれを維持し続けることで、より高品質なネットワーク構築を目指すことになりました。

※1事例記事:SSP事業者として在庫の質・透明性を保持し、エコシステムの健全化へ寄与(https://jp.spideraf.com/media/use-cases/use-case-adstir

adstirについて

 ユナイテッド株式会社の100%子会社であるユナイテッドマーケティングテクノロジーズ株式会社は、国内最大級のインベントリー、多彩なターゲティング、高性能な国内外のDSPと接続しており、国内最大級のRTBマーケットプレイスを提供しています。従来からデジタル広告の不正対策にも取り組み、品質向上に努めています。

プロダクトURL:https://ja.ad-stir.com/

ユナイテッドマーケティングテクノロジーズ株式会社 URL: https://mt.united.jp/

ユナイテッド株式会社 URL: https://united.jp/

◆adstir /松田 正明 氏 のコメント

adstirでは、JICDAQ設立前からSpider AFを活用すると共に、Spider AF社が立ち上げたSHARED BLACKLISTに参画し、フラウド対策に取り組んで参りました。2022年4月には、JICDAQの「無効トラフィック対策」と「ブランドセーフティ」を第三者検証を経て認証を取得いたしました。今回、更なる無効トラフィック対策として、IP Blocklist APIサービスを活用させて頂いたところ、無効トラフィックの検知率向上と無効トラフィックの発生を減少させることができました。日々、巧妙化する無効トラフィックに対し、adstirはこれからも継続的に対処してまいります。

◆Spider Labs / Product Manager 宮本雄大のコメント

この度IP Blocklist APIにおいて国内最大規模のSSPであるadstir様とご一緒できたことを大変嬉しく思います。adstir様とは2019年6月の早い時期から広告トラフィックの健全化に取り組んでまいりました。今回の連携によって無効トラフィックに対する対策が強固なものになったと確信しております。

引き続きSpider Labsではデジタル広告業界の健全化に向けて取り組んで参ります。

◆IP Blocklist APIとは

 Spider AFの独自の分析とデイリーで100億件以上解析している広告配信のログデータを元にリスト化してブロックします。IP Blocklist APIをアドネットワークやDSP、SSP各社へ提供することで、JICDAQの定める無効トラフィック対策を可能とし、広告業界の健全性や透明性を高めることを目指して参ります。

IP Blocklist APIの検知フロー

・IP Blocklist APIに関して(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000031981.html

◆JICDAQが定める無効トラフィックとは

一般社団法人デジタル広告品質認証機構(以下、JICDAQ)は、下記の3つを無効トラフィックと定めています。(※1)

1. 無効なトラフィック/Invalid Traffic(IVT)

広告配信の品質の観点で広告の成果の測定値に含めるべきではないトラフィック。検索エンジンのクローラーのようなプログラムによる悪意のないトラフィックと、作為的にインプレッションやクリックを発⽣させる悪意のある不正なトラフィックがある。

2. ⼀般的な無効なトラフィック/General Invalid Traffic(GIVT)

既知のデータセンタートラフィックや検索エンジンのクローラー等、リストの適⽤または、その他の標準化されたパラメータチェックにより実⾏される、定型のフィルタリングで識別可能なトラフィック。

3. 悪意のある無効なトラフィック/Sophisticated Invalid Traffic(SIVT) 

⼈によるトラフィックであるかのように偽装しているものなど、様々な種類の無効なトラフィック。不正に広告費を詐取することを⽬的としたアドフラウド(Ad Fraud)によって⽣じるトラフィックも含む。 

◆JICDAQとは

 JICDAQは、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会、一般社団法人日本広告業協会、一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会の広告関係3団体によってデジタル広告の品質を第三者認証するために​​2021年4月に設立されました。デジタル広告関連事業者の「アドフラウドを含む無効トラフィックの除外」と「広告掲載先品質に伴うブランドセーフティの確保」に関わる業務プロセスの認証基準を制定し、それに沿った業務を適切に行っている事業者を認証し、デジタル広告市場が健全に発展することを目的に立ち上げられた認証機構です。認証された企業は社名を公開し広告プラットフォーマー、ツールベンダーが一丸となって。業界の透明性を担保することに邁進しています。また、理念に賛同するアドバタイザーの社名も公開することで、アドバタイザーとデジタル広告関連業者が協働して広告品質の向上を目指しております。

出典:JICDAQ 宣言(https://www.jicdaq.or.jp/about.html

◆アドフラウドとは

 昨今、広告詐欺・広告不正の総称であるアドフラウドが社会問題として報じられることが多くなりました。アドフラウドの代表的な例としては、競合企業からの執拗な広告クリックを受け広告予算を消化させられたり、広告配信面を持っている悪意ある事業者が自らの広告配信による露出や成果を水増しし、広告収入を不正に得ていることなどが挙げられます。後者の悪意のある事業者の一例として記憶に新しい、著作権違反のコンテンツのアップロードを繰り返していた漫画村などが代表的な例としてあげられます。(※2)

※2 逮捕された漫画村は、広告主からもお金を盗んでいた件。復活後の後継サイトにも注意。

https://jp.spideraf.com/media/articles/ad-fraud-mangamura

◆Spider AFについて

Spider Labs(スパイダーラボズ)は、日本発のサイバーセキュリティカンパニーです。メインサービスのアドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」は、広告出稿の際に必ず一定量発生するアドフラウド(広告不正)を検知・ブロックするツールです。アドフラウドは最大で広告費の20%発生しており、一方で発見することが難しいことから、定期的な検査が必要となっています。

Spider AFではアドフラウドの被害額の無料診断が可能となっており、誰でも簡単にアドフラウド対策を行えるようタグ設置だけで自動で検知・ブロックすることができます。提供開始以降、アドネットワーク事業者様をはじめ、代理店様、広告主様まで広くご利用頂いています。 「Spider AF」は、デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関「Trustworthy Accountability Group(TAG)」の不正防止部門から日本及びAPACで初めて認証を取得しています。(※3)
そして、Spider AFはTAGの日本版といえるJICDAQの無効トラフィック対策認証も取得しております。JICDAQの認証取得によって、我々はグローバルスタンダードを保持し、日本市場の不正対策のリーディングカンパニーとして広告業界の健全化に取り組み、より信頼性の高い世界最高水準のアドフラウド対策を提供しております。(※4)

また、2018年12月には日本初の複数事業者でブラックリストを共有する「SHARED BLACKLIST (シェアードブラックリスト、以下SBL)」の提供を開始しました。SBLは、自社またはサービスにおいて収集したアドフラウドの情報を共有することに賛同した事業者のみが共有できるブラックリストで、各社が一丸となって広告業界の健全化を目指す、新たなアドフラウド対策です。

導入方法はとても簡単。ホームページ上より登録を行い、タグを発行することで最短5分でアドフラウド対策が可能となります。(https://jp.spideraf.com/sign-up

※3 【アジア初】デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関TAGの不正防止部門で認証を取得(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000031981.html

※4 JICDAQとは?ブランドセーフティとの関連性!目的や設立背景も解説!(https://jp.spideraf.com/media/articles/what-is-jicdaq

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社Spider Labs PR/ 担当:小鹿

E-mail:pr@spider-labs.com

Tel:03-6419-7946

プレスリリース