◆ビデオ(動画)広告市場について
2021年インターネット広告媒体費は2兆1,571億円となり、ビデオ(動画)広告は前年比132.8%の5,128億円と初めて5,000億円を突破しました。さらに2022年には全体で前年比の120.5%の6,178億円になると予測されており依然成長が見込まれる広告となります。
動画広告の種別として、コンテンツ間に挿入されるインストリーム広告(動画コンテンツの前、中、後に再生する動画ファイル形式の広告。)は2,921億円(構成比57.0%)で、ウェブ上の広告枠や記事のコンテンツ面等で表示されるアウトストリーム広告(ディスプレイ広告枠等の動画コンテンツ外で表示される動画ファイル形式の広告。ウェブ上の広告枠や記事のコンテンツ面等で表示されるインフィード広告で動画ファイル形式のものも含む。)は2,207億円(構成比43.0%)となりました。(※1)
※1 「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」
(https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0309-010503.html)
◆サービス開発の背景
2021 年 5 月時点で日本の 18 歳以上の月間利用者数が 6,900 万人を超えた(※2)YouTubeは主要な広告配信先として多くの広告主、広告代理店に活用されています。
しかし、消費者発信型メディア(CGM)の代表格であるYouTube上には膨大な動画が存在し、適切なコンテンツかどうか全て目視でチェックするのは不可能といえ、アドフラウドおよびブランドセーフティの観点から広告配信管理を行う広告主様、広告代理店様からは、安心安全な広告配信を実現できるツールに対してのニーズが高まっていました。
※2 「みんなのメインステージ」——新しい時代・進化する YouTube
(https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-recap2021-1/ )
◆アドフラウドのリスクについて
昨今、広告詐欺・広告不正の総称であるアドフラウドが社会問題として報じられることが多くなりました。アドフラウドの代表的な例としては、競合企業からの執拗な広告クリックを受け広告予算を消化させられたり、広告配信面を持っている悪意ある事業者が自社の広告配信面をクリックし広告収入を不正に得ていることなどが挙げられます。後者の悪意のある事業者の一例として記憶に新しい、著作権違反のコンテンツのアップロードを繰り返していた漫画村などが代表的な例としてあげられます。(※3)
※3 逮捕された漫画村は、広告主からもお金を盗んでいた件。復活後の後継サイトにも注意。
(https://jp.spideraf.com/media/articles/ad-fraud-mangamura)
◆ブランドセーフティに関して
YouTubeにある膨大なコンテンツに対応するため、WEB広告で活かされたSpider AF独自アルゴリズムで自動的に検知を行い、かつ精度を保つために専任の担当者による目視チェックを行っています。
今回、Spider AFで新たに導入されたツールで、機械と目視によるダブルチェックにより企業のブランドセーフティに貢献します。
検知・除外を行うコンテンツのカテゴリは下記になります。
- ギャンブル
- 著作権侵害
- 政治/宗教系コンテンツ
- 海外言語コンテンツ
- アダルト
◆導入企業のお声
今回の機能を導入された企業様の声をご紹介します。
A社 担当者)YouTube広告は多くの人にリーチすることができ、動画でより深いコミュニケーションがとれることから積極的に活用していますが、広告を配信するには不適切な動画やチャンネルも多数存在し、目視で確認して除外設定していくリソースがないことが課題でした。今回Spider AFの機能を導入することで、工数をかけずにブランド毀損のリスクを減らすことができたことに満足しています。
YouTube広告のアドフラウド及び配信先について最短5分の無料診断をすることでご確認いただけます。(https://jp.spideraf.com/sign-up )
また、Spider AFを使うことにより無駄な広告費や工数を削減できた事例が続々と公開されております。詳しくは弊社HP、各事例をご覧ください。(https://jp.spideraf.com/media/use-cases )
◆Spider AFについて
「Spider AF」は、広告出稿の際に必ず一定量発生するアドフラウドを検知・ブロックするツールです。アドフラウドは最大で広告費の20%発生しており、一方で発見することが難しいことから、定期的な検査が必要となっています。Spider AFではアドフラウドの被害額の無料診断が可能となっており、誰でも簡単にアドフラウド対策を行えるようタグ設置だけで自動で検知・ブロックすることができます。提供開始以降、アドネットワーク事業者様をはじめ、代理店様、広告主様まで広くご利用頂いています。 「Spider AF」は、デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関「Trustworthy Accountability Group(TAG)」の不正防止部門から日本及びAPACで初めて認証を取得しています。(※4)
また、2018年12月には日本初の複数事業者でブラックリストを共有する「SHARED BLACKLIST (シェアードブラックリスト、以下SBL)」の提供を開始しました。SBLは、自社またはサービスにおいて収集したアドフラウドの情報を共有することに賛同した事業者のみが共有できるブラックリストで、各社が一丸となって広告業界の健全化を目指す、新たなアドフラウド対策です。( https://jp.spideraf.com )
※4 【アジア初】デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関TAGの不正防止部門で認証を取得
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000031981.html)
◆株式会社Spider Labsについて
Spider Labs(スパイダーラボズ)は、日本発のサイバーセキュリティカンパニーです。メインサービスのアドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」は、デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関「Trustworthy Accountability Group(TAG)」の不正防止部門から日本及びAPACで初めて認証を取得しており、より信頼性の高い世界最高水準のアドフラウド対策を提供しております。直近では、高い成長性やグローバルを見据えた展開が評価され経済産業省が主導するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」に採択されました。「Building a Safer and Happier future with Automation」というビジョンの元、日本を始め世界中の不正の撲滅と不正対策のリーディングカンパニーとして広告業界の健全化とサービスの改善に取り組んでまいります。
URL:https://jp.spideraf.com/about-us
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Spider Labs PR/ 担当:小鹿
E-mail:pr@spider-labs.com
Tel:03-6419-7946