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広告初心者必見!アドネットワークの仕組みやDSPとの違いも解説

広告初心者必見!アドネットワークの仕組みやDSPとの違いも解説
広告初心者必見!アドネットワークの仕組みやDSPとの違いも解説
目次

効率よく広告配信を行う1つの手段として、アドネットワークの存在が挙げられます。概要はもちろん、仕組みや他のアドテクノロジーとの違いも把握しておくと、より細かいイメージできるはずです。

代表的なアドネットワーク一覧、アドネットワークのメリット・デメリットもご紹介しているので、1つずつ確認していきましょう。

アドネットワークとは?

アドネットワークは、Webサイト、SNS、ブログなど複数の広告媒体をまとめて広告配信ネットワークを形成し、各媒体に広告を配信するシステムを指します。

媒体ごとに広告を出稿する必要がないので、広告配信を効率よく進められます。またそれぞれの媒体を1つにまとめて出稿するため、全体で多くのトラフィック量を獲得しやすいのもメリットです。

業務効率化を図りつつ、広告出稿での宣伝活動に力を入れたい企業には、事業者に広告掲載に関する処理を任せられるので便利です。ただし、企業のターゲットとそぐわない会社を選ぶと、ターゲットとは異なる配信面に掲載される可能性もありますので、比較する際は慎重に判断してください。

アドネットワークの仕組みについて

アドネットワークで広告配信を行う際の流れや仕組みは下記のとおりです。

  1. 広告主がアドネットワークサービスを選び、広告を出す条件、クリエイティブ、ランディングページのURLなどを登録
  2. 事業者側は、広告主の指定した条件に合うグループに対して広告配信を行う。
  3. その後、配信した広告がユーザーに配信され、広告主は配信した広告の効果測定データがリアルタイムで確認できる。

DSPとの違い

アドネットワークと似ているアドテクノロジーとしてDSPが挙げられます。

DSPは広告在庫の買い付け、広告配信、ターゲティングを一括で実施できるシステムです。

リアルタイム入札もできるので、好きなタイミングで必要な量を自動で配信できるのも魅力と言えるでしょう。

DSPと違うのは、あくまでもアドネットワークが提供しているのは「メディアの広告枠」であるという点です。

アドネットワークは、複数のメディアの広告枠をまとめて管理している広告配信ネットワークを指します。

DSPとは異なり、最適な配信先やユーザーまでは選定できないので、運用前に理解しておきましょう。

【関連記事】DSPとは?仕組みや導入時のメリット・デメリットをまとめて解説!

アドエクスチェンジとの違い

アドエクスチェンジは、複数の出稿媒体やアドネットワークを一つに束ねて広告枠に入札して購入できる広告取引市場を指します。

アドエクスチェンジが導入されることで、アドネットワークがまとめて整理され、広告配信の仕組みが統一化されました。

アドエクスチェンジは「広告媒体、アドネットワークも含む広告の取引市場」ですが、アドネットワークは「複数の広告媒体を取りまとめる広告の取引市場」になります。

それぞれで規模が違うことが最大の違いになるので、把握しておきましょう。

アフィリエイトとの違い

アドネットワークのように広告の成果に応じて、広告費が決まる仕組みとして「アフィリエイト」が挙げられます。

アフィリエイトは「成果報酬型広告」のことを指し、アフィリエイトサービスを提供する業者(ASP)から、ASPに登録しているアフィリエイターに広告掲載を依頼します。

それぞれの最大の違いは、広告費が発生するポイントです。

アフィリエイトは購入や登録などが実際に発生しない限り、広告費が発生しません。一方で、アドネットワークは広告の表示やクリックで費用が発生します。

ただ、アフィリエイトは報酬単価が低かったり、トレンドや自分の媒体に合わなかったりする場合は疎遠される可能性が高いです。

アフィリエイトの方が費用対効果は高いですが、アフィリエイターに必要とされる案件の設定が重要になります。

代表的なアドネットワーク一覧

国内では様々なアドネットワーク業者があります。今回はその中でいくつかグループ分けを行い例を挙げます。

※企業によっては、事業内容の複数展開もございます。内容の詳細につきましては各企業までお問い合わせをお願いいたします。

ベーシック型

バナー広告といったベーシックな広告を初め、幅広い広告を展開している事業者です。

サービス名運営会社HPGoogle ディスプレイ ネットワーク(GDN)Googlehttps://ads.google.com/i-mobile Ad Network株式会社アイモバイルhttps://adpf-info.i-mobile.co.jp/ Yahoo!広告(YDA)ヤフー株式会社https://ads-promo.yahoo.co.jp/service/displayads/

ネイティブアド型

インフィード広告のように「動画や記事などのコンテンツの中に商品の広告を溶け込ませることでユーザーに自然に認知させる広告手法」をネイディブ広告(アド)と言います

サービス名運営会社HPLOGLY liftログリー株式会社https://lift.logly.co.jp/popIn DiscoverypopIn株式会社https://discovery.popin.cc/home/index.htmlOCTOPUS株式会社 A Rushhttps://octo-pus.net/TaboolaTaboola, Inc.https://www.taboola.com/ja/publishersGunosy Ads株式会社Gunosyhttps://gunosy.co.jp/ad/

プラットフォーム型

SNSなどユーザーにとって身近なサービスを提供している広告ネットワークです。

サービス名運営会社HPMeta Audience Network

(旧:Facebook Audience Network)

Meta Platformshttps://www.facebook.com/audiencenetworkLINE広告ネットワークLINE株式会社https://pages.linebiz.com/line-ads-network/Twitter オーディエンスプラットフォームTwitter, Inc.https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/twitter-audience-platform.html

これらい様々なアドネットワークサービスがありますので、自社のプロダクトやサービスに適したサービスを選択し、広告効果を高めることをお勧めします。

アドネットワークを活用する際のメリット

アドネットワークを活用する際のメリットとしては下記の3つが挙げられます。

  1. 提携Webメディアに対して一斉に広告を掲載できる
  2. 複数の効果測定データが手に入る
  3. 配信時の細かい設定が可能

いずれもアドネットワークの特徴を理解する際に重要なポイントになるので、1つずつ確認していきましょう。

1. 提携Webメディアに対して一斉に広告を掲載できる

アドネットワークを導入することで、入稿もしくは入札するだけで提携Webメディアに一斉配信が可能です。

媒体選定や広告掲載までの手間を削減し、大量出稿できるので業務効率を一気に高められます。

2. 複数の効果測定データが手に入る

アドネットワークで広告配信を行うと、下記のデータが分析できます。

  • インプレッション
  • クリック数
  • クリック率
  • コンバージョン数
  • コンバージョン率

広告運用の改善に役立つ情報が一気に手に入るので、継続的な改善を図りたいという企業に役立ちます。

3. 配信時の細かい設定が可能

アドネットワークは大量配信が手軽にできるだけではなく、時間・曜日・地域指定などの設定も可能です。

さらに、ターゲティングもできるので精度の高い広告配信が実現します。

アドネットワークを活用する際のデメリット

アドネットワークを活用する際はメリットだけではなく、下記のようにデメリットも存在します。

  1. 管理が複雑な場合がある
  2. 掲載先の把握ができない可能性がある

いずれもアドネットワークを利用する前に知っておくと、さらに理解度が深まります。

1. 管理が複雑な場合がある

アドネットワークの広告枠は1つのジャンルに偏っている場合があります。

多数のジャンルに出稿する場合は、それぞれのアドネットワークを活用して配信する必要が出てきます。

アドネットワークごとに課金形態、効果測定方法が異なり、管理する際に複雑になる可能性が高い点に注意しましょう。

2. 掲載先の把握ができない可能性がある

アドネットワークのデメリットとして、広告の掲載先としてターゲットではないサイトに配信されることがあります。

サービスによっては、特定のサイトに広告を掲載しない設定ができる場合もあるでしょう。

なるべく広告配信の精度を高めたい場合は、利用する前にアドネットワークサービスの詳細を細かく確認しておきましょう。

そして、アドネットワーク運用を行ったものの、掲載先の把握ができず、広告効果が低い可能性もあります。運用を見直しする際は「アドフラウド(広告不正)」も疑うべきです。

理由としてはアドフラウドは、広告費を知らずに不正搾取されている可能性もあり得ます。

▶︎▶︎アドフラウド(広告詐欺・広告不正)って何?◀︎◀︎

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まとめ

アドネットワークは、複数の広告媒体に対して一斉に配信できるシステムです。

業務効率できるうえに、効果測定に必要なデータも多く手に入るのがメリットになります。

ただ、「管理が複雑になる傾向がある」「広告の掲載先まで細かく設定できない」というデメリットもあるのが事実です。

メリットとデメリットを見極め、自社に合ったアドネットワークサービスを選んで利用しましょう。

また、運用を行っていく中で、効果が実感できない場合は「アドフラウド」も疑うべきです。

思ったような結果が出なかったり、広告不正の疑いがある場合は一度、Spider AFまでお問い合わせください。

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今回のSpider AFでの調査では2021年7月から12月までの半年間で解析したウェブ広告の6億9,600万クリックのうち、約4.4%にあたる3,062万クリックがアドフラウドであることが判明。これはおよそ15億3,120万円(1クリックあたり50円で計算)規模のアドフラウド被害があったということを推測しております。

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